井出一太郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(井出一太郎君) お答えをいたします。
 御質問は大体三点にわたっておったと思いますが、食管特別会計に一般会計から繰り入れるかいなか。この問題は予算編成の過程におきましても種々議論されたところでございます。米の消費者価格を含めまして、内閣に特別調査会を設け、慎重に検討いたしまして、その結論を待って決定をいたしたいと考えております。
 次に、麦の買い入れ価格の問題でございますが、現在の麦類管理の運営は売り渡し価格が買い入れ価格を下回っておりまして、いわゆる逆ざやの現象が出ておるわけであります。その原因は、買い入れ価格はパリティに基いて法律できめられておる、一方売り渡し価格の方は需給関係を考慮してきめる、こういうふうなことから、ただいま権衡を失するような点が現われておるわけでございます。そこで、政府買い入れ価格の引き下げは、麦作農家にとりましては非常な影響があるわけでございまして、慎重に検討をさせる必要がございます。本年産麦につきましては、従来通りパリティ価格を堅持する、こういう方針でおります。
 さらに第三問でありますが、農林関係の予算が少いが、国際農業の圧迫を受ける日本農民の苦境をどうするか、こういう御質問だったと思います。最近における世界的な農産物の過剰傾向及びこれを反映した価格の低落傾向に対しまして、わが国農業の国際競争力を強化するという必要のあることは申すまでもございません。この際特に農業生産基盤の拡充と生産性の向上を強力に推し進めますとともに、農業所得の増大と農業経営の安定をはかるための施策に重点を置いて、本年度の予算を策定いたしたわけでございます。三十二年度の農林関係予算は昨年よりも絶対数字で十七億余りふえておりまして、さらに農林漁業金融公庫の資金ワクが三百五十億という大幅な増大を見ております。その上、特定土地改良特別会計、こういうものも新設いたしましたので、全体といたしましては、これは事業量も相当にふえました。これを重点的、効率的に運用いたしまして、国際農業の圧力に抵抗力を持ち得るような日本農業を作り上げて参りたい、こう考える次第であります。(拍手)
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発言情報

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発言者: 井出一太郎

speaker_id: 29075

日付: 1957-02-05

院: 衆議院

会議名: 本会議