小滝彬の発言 (予算委員会)
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○小滝国務大臣 今回このような犠牲者を出しましたことは非常に遺憾でありまして、今後の処置をいかにすべきかということを考えますには、まず原因の調査を十分いたさなければならないと考えまして、すでに申し上げておりますように、航空幕僚監部の副長を委員長といたしまして教育部長その他現地において今鋭意調査に当っているのであります。その調査の結果を持たなければはっきりしたことを申し上げることはできないのでございますが、私は新聞報道が出ます日にも朝の二時、三時ごろまでお請いたしまして、この整備状況なども説明申し上げたのであります。しかしなるほどこの前、ちょうど新聞の人たちが乗っておられまして築城からこちらへ帰ってくるときに事故が起ったのは事実でございます。そういう点で特にその点が強く思い出されたことであろうかと考えます。しかしC46をこれまで相当数相当長く使っております間に起りました事故は、美保の航空基地の方に胴体着陸をしたことが一回ありますのと、さっき御指摘がありましたエンジンの一つが発火いたしまして——これは線の接触が悪くてそういうことが起ったようでありますが、この二つの事故と今度と三回でございます。私自身も海外へ行きまして、エンジンを落しながらバーレン島に不時着したこともございますが、これは全然ないという事故でもないし、私は特にC46が御指摘のように悪いという結論は、非常に早計ではなかろうかと思いますし、ことに乗務員がもう搭乗することを拒否したというようなことは、私どもまだ聞き及んでおらないところでございまして、もちろん今後の調査の結果によりましては、考究しなければならないことがありましたならば十分考究いたしますけれども、現在まだどうしようということは考えておりません。少くともその新聞に出ているところは相当実際よりも、こういうショックを受けた際でありますから、ここに原因があったのじゃないかというので、誇張されておるのではないかという感がいたすのであります。なお天候はそう悪くなかったと航空隊のだれかが申したようにおっしゃいますが、なるほどあの際最初誘導装置を使いまして、GCAを使って誘導した。ところが西の力へ回らなければならないという際にきまして、相当低空になりまして、そこで西側においては誘導装置を使わなかったのは事実でございますが、しかしその際でも、大体状況といたしまして、雲の高さが五百フィート、視界が三マイルというところでありましたので、そこで有視界飛行に移って着陸しようとしたが、その際は夕方でありまして、そこへ急にシャワーがきたために急に暗くなりまして、計器を見なければならぬという状態になりましたため、そこに何秒かの時間をかけなければ、すべての計器を見てそれによって判断することができないというような点から、急であり、しかも高さがもうすでに百二十フィート程度のところへきておりましたために、十分前を見ることができなかったというような関係があったようでございまして、そうしたにわか雨がやって参りましたためにこういう事件が起ったのではないか、こういうふうに考えます。なるほど最初着陸するときには着陸し得るという状態であったけれども、こういうようなとっさの風、そして横流しされる、また午後の六時半ごろに至って急に雨が降ってきたということが今度の事故の非常に重大な原因ではなかろうかというように、一応これまでの調査のところでは見受けられますので、私はこの点についてはさらに十分検討させてみたいと考えておりますけれども、これまでの状況は今申し上げたような次第でございます。