鈴木秀雄の発言 (大蔵委員会)
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○説明員(鈴木秀雄君) 事業債の消化状況につきまして、私直接の主管ではないのでございますが、政府の保証債の関係の保証事務をやっておりますので、若干知っておりますのでお話しいたしますが、消化状況というのは非常につかみにくいものでございますが、一応政府保証債等につきましてはシンジケート団というのがございまして、結局光れ残りといった事態は起らないわけでございます。地方債についても大体同様な状態にございます。
それから、事業債につきましては、証券会社が引き受ける、いわゆるアンダーライティングをしまして、その引き受けで、これも現実には必ず消化はされるという格好にはなるわけですが、その際、証券会社が、自分の手持ちに残ったというものを普通消化ができなかったというような格好でいっております。これもしかし消化ができないのではなくて、ただ証券会社が自分に抱きかかえた、こういったようなことでございます。で、五月におきましては、ちょうど事業債の発表が公定歩合の引き上げの前日に行われました関係で、その起債量が百十三億ほどございました。それで公社債につきましては、公定歩合が発表されました後に起債の量を調整いたしました関係で、公社債及び地方債でございますが、これにつきましてはもちろん売れ残りはございませんでしたが、事業債につきましては、百十三億のうち証券会社が終局的に発行日までに売れなかったという格好のものがたしか七、八億あったはずでございます。
それから先月でございますが、これはそろそろ巷間長期金利の引き上げがあるという評判もございまして、非常にそういった関係で起債をしぼりまして、電力関係のみを新規起債としてはのせまして、あとは全部借りかえでいったわけでございます。それで今月――六月の起債につきましては、二十五日の締切日ではたしか証券会社の手持ちに残った事業債というのは二億程度ではなかったかと考えております。これも最終的にはあるいははけたかもしれませんが、私が二十三、四日ごろに聞いた話ではそういった状況でございます。で、公社債、事業債につきましては、消化のできなかったものはございません。これはやはり、この数カ月間長期金利が引き上げられるという評判がございましたので、一般の個人消化等につきましては確かに悪かった
ことは事実でございます。