池田勇人の発言 (大蔵委員会)

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○国務大臣(池田勇人君) 結論から申しますると、あの既定計画を遂行していきたい、こういう考えでございます。今までなぜお話のような結果になっているかと申しますると、この資金源というものを、世界銀行の融資と余剰農産物のそれと、そして国の方では資金運用部の金と、こういうふうに三段がまえでいっておったが、しかるところ、御承知の通り、世界銀行の方の融資がはっきりきまりません。これは両方にそのネックがあったと思うのでありますが、世界銀行の融資がはっきりしないということと、まあ余剰農産物を打ち切ることによるのは、これは国家資金で肩がわりするのでありますが、最近、世界銀行からも担当官がかわりまして、十分調査して今度帰られる。ただいまの見込みでは、私は近日中と申しまするか、この国会が済みましたら、私もこの問題について取り組んで、私の考えがきまったら、直ちに愛知用水関係の責任者をワシントンに行かせまして、細目の契約をさしたい、こういう考えでおります。一、二カ月のうちには何とかなるのじゃないかと思います。この方の融資がきまりますというと、当初の計画とは違った、余剰農産物の関係のお金を資金運用部で肩がわりして行きますと、金利関係で計画より違うのが出て参りますから、この金利関係の負担をどういうふうにきめて行くか、当初の計画よりも農民の方々に負担が多くかかって来るということもこれは考えものです。また国の利子関係の点もございますので、その点は今後両者を見比べながら考えて行きたいと思います。いずれにいたしましても、最近の状態では、世界銀行の融資も昔のように五分とか五分五厘とかいうわけにいかぬようですから、金利の点につきまして再検討を加えて、早急にこの問題を片づけたいという気持でおるのであります。

発言情報

speech_id: 102614629X04019570517_018

発言者: 池田勇人

speaker_id: 8420

日付: 1957-05-17

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会