大蔵委員会

1957-05-17 参議院 全204発言

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会議録情報#0
昭和三十二年五月十七日(金曜日)
   午前十一時四十四分開会
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  委員の異動
本日委員小沢久太郎君及び椿繁夫君辞
任につき、その補欠として佐藤清一郎
君及び木下友敬君を議長において指名
した。
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 出席者は左の通り。
   委員長     廣瀬 久忠君
   理事
           木内 四郎君
           西川甚五郎君
           江田 三郎君
           平林  剛君
           天坊 裕彦君
   委員
           青木 一男君
           佐藤清一郎君
           塩見 俊二君
           田中 茂穂君
           土田國太郎君
           苫米地英俊君
           宮澤 喜一君
           天田 勝正君
           大矢  正君
           栗山 良夫君
           野溝  勝君
           杉山 昌作君
           前田 久吉君
  国務大臣
   大 蔵 大 臣 池田 勇人君
  政府委員
   大蔵政務次官  足立 篤郎君
   大蔵省主計局法
   規課長     中尾 博之君
   大蔵省主税局長 原  純夫君
   大蔵省理財局長 河野 通一君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       木村常次郎君
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  本日の会議に付した案件
○継続調査要求の件
○委員派遣承認要求の件
○準備預金制度に関する法律案(内閣
 提出 衆議院送付)
○預金等に係る不当契約の取締に関す
 る法律案(内閣提出、衆議院送付)
○酒税の保全及び酒類業組合等に関す
 る法律の一部を改正する法律案(内
 閣提出、衆議院送付)
○中小企業の資産再評価の特例に関す
 る法律案(内閣提出、衆議院送付)
○交付税及び譲与税配付金特別会計法
 の一部を改正する法律案(内閣提
 出、衆議院送付)
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廣瀬久忠#1
○委員長(廣瀬久忠君) これより委員会を開きます。
 議事に入るに先だって、委員の異動について御報告いたします。本日付をもって椿繁夫君が委員を辞任され、その補欠として木下友敬君が委員に選任されました。
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廣瀬久忠#2
○委員長(廣瀬久忠君) 次に継続調査要求に関しお諮りいたします。
 本委員会におきましては、今期国会の当初に、議長の承認を得て、議案の審査と並行して、租税及び金融等に関する調査を行なって参ったのでありますが、現下の諸情勢にかんがみ、租税、金融、専売事業等、本委員会の所管に属する事項につき、さらに慎重なる調査を行う必要があると存じますので、この際、本調査を閉会中も続行して行うこととし、本院規則第五十三条により、議長に継続調査要求書を提出したいと存じますが、御異議はございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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廣瀬久忠#3
○委員長(廣瀬久忠君) 御異議ないと認めます。よってさように決しました。
 なお右要求書の内容等につきましては、委員長に御一任願いたいと思います。
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廣瀬久忠#4
○委員長(廣瀬久忠君) 委員派遣に関しお諮りいたします。
 今期国会閉会後、租税及び金融等に関する調査のため委員派遣の御要求があるかと存じますので、この際、閉会中の委員派遣に関しましては、あらかじめ委員長及び理事に御一任願っておきたいと存じますが、御異議はございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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廣瀬久忠#5
○委員長(廣瀬久忠君) 御異議ないと認めます。よってさように決しました。
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廣瀬久忠#6
○委員長(廣瀬久忠君) これから議題題に入ります。
 まず、準備預金制度に関する法律案、預金等に係る不当契約の取締に関する法律案、以上二案を便宜一括議題として、質疑を行います。
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大矢正#7
○大矢正君 たまたま大臣の御出席をいただきましたので、多少議案と離れる問題でありますが、過日の新聞に発表された大臣の発言について、一点質問いたしたいと思います。それは公庫の運営業務の内容についてであります。先月の二十五日だと記憶いたしますが、従来の北海道開発公庫が北海道東北開発公庫と名称を変えられ、新たに東北の開発業務に対する貸付も行うことが決定をされました。その法案が通過をいたしました翌日の二十六日に、大臣は新聞記者に対して、今後、北海道東北開発公庫の貸付兼務の対象の中に観光事業も入れるということを発表されております。一部出た新聞と出ない新聞とがありますが、この点について私はお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、大臣はそのように観光事業に対しても開発公庫として貸付ができるし、すべきであるという考えを持っておられるのかどうか、その点を承わりたいと思います。
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池田勇人#8
○国務大臣(池田勇人君) 北海道東北開発公庫の業務につきまして、観光事業を入れるか入れないか、かなり議論があったのでございます。いろいろ関係各省からも強い要望がございまして、閣議におきまして、観光事業も含むということに閣議決定相なったのであります。やはり当面の問題といたしまして、外貨の獲得も国策上非常に必要でございますので、外貨の獲得になるようなものであり、またその地方の開発に必要ありとすれば、むげに全然いかぬということもいかがかと考えまして、私も観光事業の方に出すことに賛成をいたしたのでございます。趣旨は、少いお金を使うのでございますから、できるだけそういう点は有効にやっていきたいと考えておる次第でございます。
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大矢正#9
○大矢正君 あなたは御出席をされておらなかったようでありますが、二十五日の当委員会におきまして、私どもは、公庫開発というものの業務の範囲に観光事業も含むかどうかという質問に対して、従来はそういうことは考えられておらなかった。それから、それでは今後どういうことになるのかという質問に対して、そういう要望はあるけれども、そのような考え方は今のところはない。その地域、地方の開発を中心として考えるのであって、その場合には、観光事業を含むということは、これは当然考えられるべき段階ではないと思う。特に資金の需要が多くて、希望者が激増している今日においては、なおさらであるという発言が、これは石井国務大臣から私に対する答弁としてなされております。そうすると、今大臣が言われることと、当時石井国務大臣が言われたことの間に、非常に大きな相違があると私は思うのでありますが、その点、大臣はいかようにお考えになっておられるか、お答えをいただきたい。
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池田勇人#10
○国務大臣(池田勇人君) この観光事業を含むか、含ませるかいなやという問題につきましては、いろいろ議論がございました。私も初めは、先ほど申し上げましたような趣旨で、少いお金をそう各方面にということはいかがなものかというので、次官会議等に出ますときの大蔵省の立場といたしましては、そういう気持でおったのでございます。しかし、最後に閣議になりまして、関係方面から、先ほど申し上げましたような理由によりまして、この際排除する必要はないじゃないか、やはり入れて、それがその北海道東北の開発に必要であり、しかもまた非常に外貨獲得に効があると考えられたときには、これはむげに排除する必要はない、やはり入れておいてもらいたいというふうな考え方が多うございまして、それでは一応そういうふうな格好でなら業務に入れようということになったのであります。
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大矢正#11
○大矢正君 先ほど来申し上げておりますように開発に要する資金が少ないために、公庫としても、十分な開発に対する協力をする意味で、有効適切な金の使用、貸付をはかるということが、当委員会において答弁をされておるのであります。ところで、二十五日に、その法案が通ったのは午後であります。午後の、しかも最終段階にきて、法案が通るかどうかという最終段階にきて、観光事業に対する資金の貸付は当面すべきではないという大臣の答弁があったにもかかわらず、その翌日、直ちに大蔵大臣が、貸付対象の中には入るのだという新聞記者発表を行うということは、あまりにも当委員会における私どもの質問を冒涜をしているのではないかという気がしてならないし、悪くいえば、作為的に、その法律を通すために、知らぬふりをして、そうではありませんと答えておいて、直ちに次の日には引っくり返すという見え透いた、そういう何といいますか、謀略的な意図があったのではないか、というようにも、私、実は感ずるのであります。しかも、それは単に事務当局の職員がそういう答弁をしたのじゃなくて、副総理ともいわれるべき石井国務大臣がそういう答弁をしているにかかわらず、直ちに翌日、それを否定するような内容が発表されるというのは、どうも私は解せない。かりに当委員会において発言された以降において閑談を持たれたとすれば、これはまた別問題かもわかりませんけれども、おそらく私は、開発公庫法が当委員会において通って、しかもその翌日、わずか時間にしてもほんの、何といいますか、何時間という時間の中で、閣議が一ぺんにそういう決定をして、それを大蔵大臣の名において新聞記者に発表するなどということは考えられない。そうすると、前々からそういうことが、すでに閣議の決定か、暗黙の了解事項かあったにもかかわらず、当日の委員会においては、石井国務大臣はそういうものを否定するような言葉を言っている結果になってくるわけでありまして、こういう点で私はまことに遺憾とするのでありまして、もしも大蔵大臣の今言われたことが事実であり、完全に閣議の決定をされておったとすれば、あるいは閣議の決定をされたとすれば、それはおそらく大蔵委員会において北海道東北開発公庫が通過する以前だと思うので、そういう点では、大蔵大臣の責任を追及するわけではありませんが、石井国務大臣に対して、わずかな問題ではありますけれども、国会議員の私どもの審議権を無視するような、私どもの質問を謀略的に回避するようなそういう態度については、私はぜひともこれは責任を追及しなければいかぬ、かように考えるのでありますが、大蔵大臣はいかようにお考えになりますか。
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池田勇人#12
○国務大臣(池田勇人君) 先ほど来申し上げましたごとく、われわれは、当初はそういうものは含まない、含ませないという方針で大蔵省としては、いっておったのでございます。従いまして、お調べいただけばわかると思いますが、次官会議等では相当問題になって、持ち越しになったと思います。そして閣議に入りまして、関係の閣僚から強い要望がございまして、そうして先ほど申し上げましたような理由で閣議の決定をみたと考えております法案か公営事業でございましたが、とにかく観光事業についての問題が閣議であったという記憶は残っております。経過は先ほど来申し上げた通りでございます。
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大矢正#13
○大矢正君 大蔵大臣の答弁は抽象的であって、具体的に私が日にちと時間に述べてここで質問をしているのでありますけれども、さらにそのことにする答弁をされておりません。私もこれは、ほかに質問のある委員もございますので、長くこの問題についてはこだわる気持はございませんけれども、しかし、一国の国務大臣の、副総理ともいわるべき人の発言の内容が、あまりにも私どもの質問を、謀略的というか、たかぶらかすようなそういう答弁では、ほんとうに不都合きわまりないと私は思いますし、いずれこの問題はもっと具体的に細部の問題について調べて、しかるべき機会に石井国務大臣の責任を追及いたしたいと思うのでありますが、どうか一つ大蔵大臣も、そういうように委員会において、特に当委員会においてのお答えでありまするから、そういうことはもう十分お聞き願って、そういうような疑義のないように態度を表明していただきたいと思うのであります。かりに大臣の表明というものが一週間あるいは十日以降に行われたものであれば、あえてここで問題にする気はありませんけれども、わずか一日の違いで次の日にそういうような態度の変化ということは、まことにこれは残念なことであります。遺憾なことであります。
 以上強く私は要請いたして質問を終ります。
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廣瀬久忠#14
○委員長(廣瀬久忠君) この際委員の異動を報告いたします。
 本日付をもって小沢久太郎君が委員を辞任され、その補欠として佐藤清一郎君が委員に選任されました。
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池田勇人#15
○国務大臣(池田勇人君) ただいまお答えしたのにちょっと違いがございますので、訂正いたしておきます。
 閣議で問題になりましたのは、公営企業金融公庫の業務につきまして観光事業を含むか含まないかということが問題になりました。公営企業金融公庫の方法につきましては、先ほど来申し上げたような理由で観光事業を含むということになったのでございます。私が今までお答えしたのは公営企業金融公庫についての観光事業と御了承願いたいと思うのであります。それから北海道東北開発公庫の問題につきましては、観光事業を含む含まないはまだ懸案になっております。ペンディングになっていると思います。観光事業を含むか含まないかということが閣議で非常に問題になりまして、議論の結果含むということになったのは、公営企業金融公庫の問題でありますことを御了承願いたいと思います。北海道はまだ今問題になっているようでございます。
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大矢正#16
○大矢正君 それはしかし新聞にはそう出ているのですよ。北海道東北開発公庫というふうに名前が出ておりまして、今、新聞の実は切り抜いて持っているのをここに持ってくるのは、大臣に対する御質問はおそらく昼からだろうと思って持ってきておりませんけれども、いずれ提示したいと思うのですが、ただ閣議の決定云々というのは、私、何も閣議には参画しているわけではありませんからわかりませんが、閣議でそういう論議を取りかわしたいというから、そういうことを前提として質問しているので、これは誤解のないように願います。
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栗山良夫#17
○栗山良夫君 私、最近の金融財政の問題について全般的なことをお尋ねしたいと思いますが、その前にただいま北海道東北の開発関係のことで御質問がありましたが、これと並んで、今もう具体的に非常に困っておる、おそらく大臣も御承知だろうと思いますが、愛知用水公団のことについて二、三お尋ねしたいと思います。内容的なお尋ねをする前に、大臣としては愛知用水公団をどういう工合に始末されようとしているのか、その原則的なことを一つ伺いたいと思います。御承知のように、愛知用水公団は、もうすでに、ことしの春から工事に着手していなければならない計画であったはずでありますが、それが全然着手のめどがつかない。あそこにおる愛知用水公団の職員の中からも、政府の計画のずさんさ、あるいは、ある意味においては事業計画の推進における、まあ怠慢さと申しますか、そういうものについて相当激しい意見が出ておることも御承知だろうと思います。特に地元の農民諸君は一体どうなるのか、大へん不安がっておる者もあります。一番最初に愛知用水公団なるものが計画をせられ、そして愛知用水の工事を進める計画をされたときとは、資金手当の問題においてもだいぶ情勢が変っておるように思います。従ってその情勢の変っておることが現実あるといたしますならば、それに対する政府としての対策がなければ、これはいたずらに時日を遷延し、しかも相当鳴りもの入りで宣伝したこの用水が、ちっとも鳴りものが鳴らぬことになってしまう。そして世を惑わすだけだと、こういうことになると思います。従って、直接の担当は建設省であることは知っておりますけれども、何と申しましても膨大な資金を要するわけでありますから、大蔵省のやはり腹がはっきりきまらない限りは、これは推進のしようがないと思います。そういう意味で、総括的に愛知用水公団というものは一体大蔵省としてどういう工合に料理せられようとしておるか、これを伺いたいと思います。
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池田勇人#18
○国務大臣(池田勇人君) 結論から申しますると、あの既定計画を遂行していきたい、こういう考えでございます。今までなぜお話のような結果になっているかと申しますると、この資金源というものを、世界銀行の融資と余剰農産物のそれと、そして国の方では資金運用部の金と、こういうふうに三段がまえでいっておったが、しかるところ、御承知の通り、世界銀行の方の融資がはっきりきまりません。これは両方にそのネックがあったと思うのでありますが、世界銀行の融資がはっきりしないということと、まあ余剰農産物を打ち切ることによるのは、これは国家資金で肩がわりするのでありますが、最近、世界銀行からも担当官がかわりまして、十分調査して今度帰られる。ただいまの見込みでは、私は近日中と申しまするか、この国会が済みましたら、私もこの問題について取り組んで、私の考えがきまったら、直ちに愛知用水関係の責任者をワシントンに行かせまして、細目の契約をさしたい、こういう考えでおります。一、二カ月のうちには何とかなるのじゃないかと思います。この方の融資がきまりますというと、当初の計画とは違った、余剰農産物の関係のお金を資金運用部で肩がわりして行きますと、金利関係で計画より違うのが出て参りますから、この金利関係の負担をどういうふうにきめて行くか、当初の計画よりも農民の方々に負担が多くかかって来るということもこれは考えものです。また国の利子関係の点もございますので、その点は今後両者を見比べながら考えて行きたいと思います。いずれにいたしましても、最近の状態では、世界銀行の融資も昔のように五分とか五分五厘とかいうわけにいかぬようですから、金利の点につきまして再検討を加えて、早急にこの問題を片づけたいという気持でおるのであります。
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栗山良夫#19
○栗山良夫君 そこで、一体これは工事が今あなたのおっしゃったように世銀との借款が成立いたしまして、あるいは国内の資金手当等がついて実際に着手し得る時期は、いつとお考えになっておりますか。
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池田勇人#20
○国務大臣(池田勇人君) お恥かしながら、私はしばらくこういう問題に関係しておりませんし、昨年の暮に大蔵大臣になって、愛知用水の事業計画をまだ見ていないのであります。大体の資金関係その他につきましては新聞その他で知っておりまするが、自分でつぶさに研究をいたしておりません。またその問題について公団の総裁とも話しておりませんので、いつから仕事が始まるかということについては、もうしばらくお答えをお待ち願いたいと思います。
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栗山良夫#21
○栗山良夫君 私どもの聞いているところでは、五月の中旬に建設省はすっかり事業計画を組み直したというか、資金計画というものの原案を立て直して、大蔵大臣の手元へ提出をして、そうしてすでに協議に入っているというふうに私ども聞いておるのですが、今の大臣のお話でございますると、全然まだあずかり知らぬというお話ですが、そういうことでございますか。
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池田勇人#22
○国務大臣(池田勇人君) 私の手元には、まあ大蔵省に来ているかどうか知りませんが、ああいう機構でございますので、書類が大臣のところへ来てからそれから下へ渡すのではございません。文書課の方へ行きまして、その係が見ました上で参りますので、係の方へは来ているかもわかりませんが、私はまだこの問題について全然係から聞いておりません。
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栗山良夫#23
○栗山良夫君 そうすると、石橋内閣、岸内閣と移っているわけでありまして、地元ではもうすでに相当去年の暮ごろからこれはやかましい問題になっているのです。それで、今の話でありますと、どうも大蔵省、建設省の下部機構の直接担当係官のところあたりで仕事が何かこう進められておるような印象を受けますけれども、建設大臣から大蔵大臣に対して、石橋内閣あるいは岸内閣に移行してから、この問題で何か折衝のあったことは一回もないのでございますか。
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池田勇人#24
○国務大臣(池田勇人君) 建設大臣からこの問題で話をまだ承わっておりません。そういう記憶はございません。
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栗山良夫#25
○栗山良夫君 農林大臣はいかがでございますか。
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池田勇人#26
○国務大臣(池田勇人君) 農林大臣につきましては、この問題を早く片づけようという話はございました。
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栗山良夫#27
○栗山良夫君 片づけようということは非常に簡単なことですから、いつでも言えることなんですが、もう少し具体的な話があってしかるべきだと、私は現地の情勢をよく承知しておりますから言うのでありますが、それもないということですか。
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池田勇人#28
○国務大臣(池田勇人君) さようでございます。
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栗山良夫#29
○栗山良夫君 そういたしますと、まあ今の大臣のお話では一体どういう格好になっているのか。全然事業計画も知らぬとおっしゃるわけですから、話の対象、取りつく島もないような格好でありまするが、おそらくそういうことを現地の関係県民が聞いたならば、私は大へんに力を落すだろうと思います。現地では毎日々々これが問題になって、もう着手できるだろう、もう着手できるだろうと、こういうことで進めておるわけでありまするから、非常に力を落すのではないかと思いますので、もう少しこの議会を通じて私は明らかにしておきたいと思いますが、大蔵省として、さらに突っ込んでこの席でお尋ねをいたしますが、お答えをいただけますかどうか、これを伺いたいと思います。
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