中川融の発言 (農林水産委員会)
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○説明員(中川融君) 秋山委員から御指摘の点、まことにごもっともでございまして、私も、人を派して交渉することも考えたいということは、確かに申し上げた経緯があるのでございます。その後、人を派するに至らなかったゆえんのものは、いろいろ研究いたしてみますと、ここの総領事というものを通じて強力に押すことが、これが案外きき目があるのじゃないかというような判断から、この総領事を通じましての交渉をやりましたために、人を派すということがまだ実現しなかったのでありますが、幸い向うの態度にも若干の歩み寄りの兆が見えておりますこの際、こちらから人を出しまして、またインドネシア木国政府を強くつっ突くということは効果があるのではないかと、私も思っております。幸い今回インドネシアにおきます公使の更迭がございまして、新任公使が、今度は総領事と兼任の資格をもって新任の公使は行くはずでございます。近く任命になりまして赴任するはずでございますので、今回は前任の倭島公使の場合と違いまして、あらゆる事務をその公使が同時にするという格好になりますので、この公使が赴任する機会をとらえまして、この繁栄丸の問題につきましても、賠償問題と同時に、まず第一に着手すべき仕事として、この公使にこの問題を推進してもらいたいと思っておるのでございます。
従来のやり方からでは、総領事と公使というものが別建てでございまして、公使は賠償問題及び国交回復問題だけを交渉する、この目的のために特派された公使という格好になっておりましたので、先ほど倭島公使から秋山先生にお話があったような説明になったと思うのでございますが、今回の新しい方式によりまして、公使がみずから強力にこの問題の解決に当るという態勢になりましたので、そんなようなことを手配しております。