小滝彬の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(小滝彬君) 私は、日本の地理的な地位が両陣営の接点にあればこそ、ことのほか、今総理が申されました自由を守り、民主主義を守るために、日米の協力関係を持つことが必要であるという見解を持っておるものでございます。何となれば、日本には非常な大きな魅力がある。ドイツとか日本というものは、その接点にありまして、相当に人口も持ち、また工業力も持っておる。技術の水準も高い。こういうところをかりに無防備で置いた際、一体、日本が安全であり得るかどうか。今までのスターリン以来の政策なんかから考えてみましても、それがそのままに置かれるとは思わない。もし中立の立場をとるとするならば、日本に米ソに匹敵するぐらいな国力があればいざ知らず、そうでない際に、あくまで民主主義を守り通そうとするからには、先ほどから、るる総理が申しておられまするように、それとの協力関係によってこれを守らなければならないと思うのであります。もし、かりにアメリカの協力というものが全然ないという場合においては、それこそ核兵器もなくして日本が侵略される心配が全然ないということは、私は現在の状況においては保証し得ないと思うのであります。なおアメリカはここから去って行くかもしれぬとおっしゃる。そういうこともあるでありましょう。さればこそ、われわれは独立の立場から、日本の自力において、できるだけ効果的な、しかも経済的な自衛力を持とうということに努力を傾けておるのでありまして、今、中田さんが指摘されましたような論文から見ましても、私どものやっておりますことは一向間違っておらないと考えておるものでございます。

発言情報

speech_id: 102615261X02119570424_023

発言者: 小滝彬

speaker_id: 2519

日付: 1957-04-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会