小滝彬の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(小滝彬君) 日本の防衛を担当しております以上、一体よその国の配備が、それが仮想敵国であろうがなかろうが、どの程度であるかというようなことは、これは当然検討しなければならないと思うのであります。しかしながら、詳細なる情報の交換のできないところもありまするので、たとえば日本海の向う側にどれくらいあるかということにつきましては、これはどこまで信頼すべきかわかりませんが、新聞、雑誌、いろいろなものから検討してみますると、ソ連の陸軍について言えば、ソ連の方が大体五十万、中共が二百五十万から三百万近いところです。北鮮であれば大体六十万から七十万、南鮮が二十個師団で、それに予備の十万を加えますと六十万、台湾が四十万、これは常織的に皆さんの知っておられるところであります。たとえば空軍について申しますならば、これはソ連の方で大体四千五百機ぐらい、中共で三千機、もっと大きく見るところもありますが、こういう程度であります。北鮮の方だったら五百五十、韓国で二百、国府で二百五十というように言われております。南鮮につきましても、御承知のように潜航艇というものは相当、百ばいぐらいはあるというのが、常織的に知られておるところであって、ソ連の船舶の数は大体七百、中共三百八十というように、概括的に申しますならば配置されておるわけであります。ただ、これが直ちに日本を侵すというわけではございませんけれども、日本として、こういう情勢下において、あるいは一、二年今デタントと申しますか、緩和的な傾向がありましても、日本の自衛力を増強するということは、日本の永久的な立場というものも考えて、その骨幹も作らなければならぬ、あるいは一時的に緩和といいましても、あるいはどういう情勢の変化があるかもしれません。その際に、非常に陸続きというところがある際に、そこをあけっぱなしにしておいていいかどうか。こうした点、いろいろな面を考慮しまして、ただ原子戦になるのだからソ連以外の戦争はあり得ないとか、ただ一方的な考え方でなしに、いろいろなプロバビリティというものを考慮いたしまして、あるいは最も経済的に日本の国力を考えて、こうした自衛力の増強というものを検討いたしておるのであります。

発言情報

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発言者: 小滝彬

speaker_id: 2519

日付: 1957-04-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会