中田吉雄の発言 (予算委員会)
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○中田吉雄君 いろいろ外交によって安全を守った方がいいか、あるいは自由民主党さんのとられている方がより安全かどうか、相対的な問題だと思うのです。絶対的な安全保障というものはあり得ない。そういう点で、いろいろ具体的な方式というものはわが党も打ち立てております。あとでも述べますが、私は世界の諸国がだんだんだんだんと、米ソ両勢力の間にはさまれている国が、高度な自主性を、アメリカの陣営につくといいながら、やはり高度な自主性をとりつつあるということは十分認識されぬと、アメリカに一辺倒する内閣というものは、イタリアのデ・ガスペリからフランスのダニエル内閣から、みなつぶれてきている。セイロンでもそうですし、みなそうなんです。それは十分意味のあることですが、吉田総理が退陣されなければならなかったのも、やはりそこに世界的な原水爆の及ぼした国際政治、そういう大きな一環だと私は思うのです。
時間がありませんので、その点は申し述べませんが、そこで岸総理にお尋ねいたしますが、私はやはり、軍備によって安全を保障するというのも一つの立場ですが、今申し上げましたような点から、私はやはりもっと先にすべきことがあるのじゃないか。政治は選択である、どっちが先か、そういう点では、私はやはり、隣に仮想敵国を作りながら、よその国と一体になって再軍備をしていくという方よりか、もっと私は、隣である中ソ両国、イデオロギーや思想はわが党とも一線を画しています。しかし、それとやはり制度や思想の相違を認めながらそれとの国交を調整する方と、どっちが安全か、相対的に安全か。また、どっちを先になすべきか。私はそういう点では、岸総理が幹事長をされているときに、鳩山さんが、やはりソ連と国交を調整された。そういう点から私は、もう日中との国交を調整をすべき、決断すべき時期ではないか。御案内のように、今度行かれます東南アジアの諸国は、ビルマも、インドも、パキスタンも)、セイロンも、インドネシアも、全部中国を承認している。一体、中国との国交調整はアメリカの了解なしにばできないも一のかどうか。どういうプログラムをもって隣国との調整をされるか。たまたま中国と国交を調整しないということがアメリカと一致しているのか。アメリカの了解なしにやれないのか、その辺いかがでしょう。