永井勝次郎の発言 (商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会)

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○永井小委員 先ほど来ずっと話を聞いていますと、何だか夢の国の夢の話をしているようで、何も基盤がはっきりしていない。資源調査がどうなっているのか、通産当局ははっきり握っていない。ただ、会社がそういう計画を出すから、それを基礎にしてこうやっているというようなお話です。それから大蔵当局も、全体の資金の計画の上から多いか少いか、あるいはどういうふうに予算を配分するかということを考えているだけであって、一体石油資源をどういうふうに開発すべきかという点に立って、その一つの範癖の中で予算を、地下資源の調査にどのくらい使って、開発にどのくらい使うか、どういう順序でやったら一番効率的な開発になるか、そういうような性格において予算を査定し、審議しようとしておる、こういうことなら話はまだわかるのです。そうではなしに、予算全体の中からどういうふうに数字を動かすかという、ただ作業としてだけ考えておる。事務当局としては、やむを得ないことでしょうが、そういうお話でした。一体、この日本の国が、二千年以上なにしておる、そうして現代の科学はこの水準まできておる。こういうようなときに、日本のこれだけの狭い土地の地下資源がどうなっているのか、ほとんど何も手もつけられていなければ、資源調査のなにも政府は握っていないで、ただ会社にまかせきり、そして会社から出てきたからとこう言うのですが、会社は、そろばんに乗るか乗らないか、利益になるかならないかということでそういう計画をされるのであって、国家的な目的で資源を開発するというような性格では、これは運営されておらないわけだろうと思うのであります。それにもかかわらず、これだけの現代科学で、この程度以上は地下資源の調査というものができない、これ以上は具体的にやってみる以外にはないというところまで基礎の資源調査ができているのなら、われわれは、これからどういう予算を組んでいけば、どういうふうになるということが、相当はっきり期待できるわけですが、そういう第一ページから出発しなければならないような現段階にあるということは、私ははなはだ遺憾なんです。それにもかかわらず、五カ年計画というようなときには、数字がはっきり出ている。これは、これだけの数字を期待するという数字なのか、計画に具体的に乗せて資金計画の裏づけにして、これだけのものは開発するという数字なのか。五カ年計画というのを書いてはみたものの、全く何のことだかわからない、やってみて、なかったらそれまで、こういう目標の数字か、期待数字か、わけがわからぬというような、こういうことで、今、日本の資源開発がなされようとしておる。そうして基礎的な方には少しも深く掘り下げられていない。とういうようなやり方では、私ははなはだ遺憾であると思うのです。地下資源開発の責任の衝にある鉱山局長としては、このような資源開発のやり方で、一体満足しているのかどうか。満足していないとすれば、責任の衝にある者として、現在の段階としては、どういうところからどういうふうに努力して積み上げていかなければならないと考えているのか、一つ御決意のほどを承わりたいのです。地下資源がこれだけあると言ったって、先ほどから聞いておりますと、たとえば夢まくらに立ったからこれだけあるんだろうというものだってこれも数字に上っているかもしれない。科学的な基礎もなく、あれは神様のお告げで、あそこにあるそうだというものまで数字に載っているかもしれない。実に漠然とした科学的な基礎のない夢物語りのような話で、その上に資金計画とか予算計画とかいうものを積み上げようとしているのではないかという危険をわれわれは感ずるのですが、鉱山局長は、今どんな段階にあって、どういうふうにやろうとしているのかという御決意のほどを、一つ承わりたいと思うのです。

発言情報

speech_id: 102704514X00119571127_028

発言者: 永井勝次郎

speaker_id: 34928

日付: 1957-11-27

院: 衆議院

会議名: 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会