田中角榮の発言 (逓信委員会)
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○国務大臣(田中角榮君) このマウンテントップ方式につきましては、私も大臣就任直後、直ちに電波監理局に命じまして、こういう問題が三年も五年もかかるのだということではちょっといかぬから、世界の現状は一体どうなっておるのか。実際三年前、五年前に考えたNTVのテレビが今日長足に進歩したことを考えれば、テンポが非常に早い技術であるから、世界の進運におくれないように技術的な問題を解決しなければならぬということで、これに対しては、私もしろうとながら非常におもしろい問題でありますので、何回か電波局との間に意見の交換をいたしました。特に民放を免許する場合、将来教育放送をどうしようという問題、特に有線と無線との間の問題をどうしよう。できればこの委員会でも前段申し上げたことがあります、馬の背のように本州を縦断している山岳を利用して、電波を合理的に流すということを考えれば、もっと今よりもうまいプランができるのではないかという問題も深刻に話しております。今度一カ月余にわたって浜田電波監理局長が私の代理として世界各国に参りまして、特にジュネーブに寄りまして電波問題に対する将来の見通し、日本に対する割当をどうするか、また連合軍との返還問題をどうするというような根本的な問題に融れてくるように命じてありますから、局長が帰ってくる時期までには、一つ電電公社にも在来の方式だけを固執するようなことのないように、技術的な進歩というものに対してもう少し目を開いて、お互いが総合的に比較検討ができるような態勢を整えたいという考えであります。この問題に対しては、これこそ一つ連絡会議等のものを作って、主管官庁でありますから当然なさなければならない問題でありますし、世間から批判を受けたり、また二年、三年後の計画が終るときには、もう非常に古い形式だと言われることのないように、予算の問題、またいずれが安いかというような見通しも十分立てて、より合理的な方法を打ち出したいという考えでございます。