村上孝太郎の発言 (大蔵委員会)
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○政府委員(村上孝太郎君) お答え申し上げます。「再生産の確保」と書きました場合と、それから「適正な対価」と書きました場合と、今後の政府の、といいますか、公社の葉タバコ収納価格政策というものがどういうふうに差があるかという問題のように拝聴いたしましたが、実は、従来、この葉タバコの収納価格につきましては、そのときそのときでいろいろな何と申しますか、研究が進むにつれて、われわれとしてはできるだけ妥当な収納価格をきめたいということで、昨年の価格決定の際に、いわゆる農業パリティ、四農作物との価格的な均衡という意味における調整計数によりまして収納価格をきめたわけでございます。そのときのいろいろな議論、これは昨年の夏中いろいろ衆議院でも御審議を願ったわけでございますが、政府としましては、昨年とりました収納価格の決定方式というものについては、それは完全なものではないだろうけれども、今われわれが考え得る収納価格決定方式としての現状においては、これが政府は妥当と考えるので、その方式を採用したわけでありますが、今後すぐ変えるかという御質問に対して、われわれの方としては現段階において研究した成果としては、この価格決定方式は妥当だと思いますから、今後当分は変えるつもりはございません、ということを衆議院の大蔵委員会でもたびたび御答弁申し上げております。そういうふうなわけから、われわれの今後の葉タバコ収納価格の算定方式につきましても、昨年われわれが研究しました結果を当分続けていきたいと思っておりますので、そうしたこの価格算定方式をすなおに法文に表わしますというと、ここに書いてございますように、「生産費及び物価その他の経済事情を参酌して、耕作者が適正な対価を得ることができるように定める」といったような意味になるのではなかろうかということで、そういう表現でやったわけでございます。そこで政府としましては、この「適正な対価」という言葉によって現在採用しておりますところの価格算定方式を変えるつもりはございません。その「再生産の確保」という言葉によってどう変るかという御質問のようでありますが、私はその再生産の確保という意味が果して正確にどういうふうな意味を持っておるものか、これはなかなかむずかしい問題だろうと思うのでありますが、タバコと米というふうなものの差異及びタバコの現在の価格算定方式からしますというと、米と同じような価格基準の表現をすることはむしろおかしいのじゃないか、こういうふうな意味で、この場合申し上げたわけでございます。