村上孝太郎の発言 (大蔵委員会)
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○政府委員(村上孝太郎君) この第五条三項に書きました価格基準の解釈でございますが、適正な対価を得るためにはどういうふうな要素を考えたらいいかというのがその前段に書いてあるわけでございまして、生産費、これも一つのしんしゃくする要素になる、あるいは他の工業製品との価格の均衡ということも一つの要素になる。それから、さらに他の耕作物の価格の変動というものとの均衡もまた一つの要素になるというふうに、適正な対価を得るためにはしんしゃくすべき生産費とか物価とかその他の経済事情を十分に考えろ、こういうふうな意味に解すべきだろうと思うのでございます。それでは現在の価格が必ず適正対価だというふうな意味になるかというお話しでございますけれども、この点につきましては、この席上でも何度か御説明申し上げたことがあると思うのでありますが、数年前政府が朝野の学識経験者を集めまして諮問をいたしました農作物価格対策協議会の結論といたしまして、現在の政府の購入する農作物価格については、農業バリティというものを中心に考える。それぞれの農作物ごとに行政目的のニュアンスの差はあってもいいけれども、その根本においてはある程度の均衡がなくてはならぬ、こういうふうな答申になっております。そこでタバコにつきましても、そうした農業バリティを中心に考えるというラインは、これは政府の関係機関としまして公社が葉タバコを収納します場合の価格政策の基本原則としては変えることができないだろうと思うのであります。ただそれに対するいろんな調整方法、現在は四つの農作物の前三年の価格比をとっておりますけれども、そういうふうな調整要素については、これはいろいろの考え方があるのでございまして、われわれもいろいろ研究をして、できるだけ皆さんの是認されるような理想的な価格基準に持っていきたいと思っておりますけれども、そういう意味において、こう書いたから、必ずしも現在の価格算定方式が絶対に正しいのだ、それが適正対価なんだと、こういう意味ではございません。ただ少くとも政府の農作物に対する価格政策の現状としては、数年前の農作物価格対策協議会の基本線というものはくずすことができないのじゃなかろうかと、こういうふうに考えます。