平林剛の発言 (大蔵委員会)

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○平林剛君 この法律用語の解釈についてはこの程度にしておきますが、耕作団体の要望も、今後タバコの値段をきめる場合には、生産費を中心にして算定をしてもらいたいという強い要望がございます。耕作団体だけでなく、従来タバコの値段をどれが適当かということで、公社の総裁が諮問機関として置いておりました収納価格審議会においても、何回かにわたってこの要望をしておるわけであります。今回提出をされた法律案が、その要望を阻害をするということでありますというと、これはなかなか今後の課題として調整をしなければならぬことになりますので、今の問題では、どうもそれと少し衝突をするのではないかという懸念もあります。それから私が指摘したこともありまして、なおあなたの説明と私どもの見解と、今後各党各派で検討いたしまして、結論を出すことにしていきたいと思います。
 この際資料の要求をしておきますが、米と麦とタバコの生産費の比較表、それから同じく労賃の面においてどんなふうに違ってくるかという比較表を資料として提出をしてもらいたいと思います。
 第二にお尋ねをしたいのは、同じく第五条の第四項ですね、「公社が第二項の価格を定めようとするときは、公社の総裁は、あらかじめたばこ耕作審議会にはかり、その意見を聞かなければならない。」ということであります。提案理由を読みますというと、「日本専売公社の総裁の諮問機関として新たにたばこ耕作審議会を設ける」と説明が加えられてありますから、おそらくこのところを指すものだと思います。そうだとすると、この「意見を聞かなければならない。」ということは、この審議会の性格を諮問機関としてしまう。少くともそう規定をされていくことに法律上なると思うのであります。私どもとしては、従来のたばこ収納価格審議会というものが単なる諮問機関にすぎなかったから、これではいけない、これを一歩進めて、もう少し生産者団体の意向というものを含めるような機関にしなかったなれば、今日までの専売事業をより改善をすることが困難ではないか、こういうことから問題が起きておるわけであります。私ども社会党としても、そのために双方同数による折衝方式を提案をいたしまして、耕作者の意向が、タバコの値段をきめる場合にも強く反映することを考えた。しかし各党各派で相談をした結果、現在の段階においては、少くともその議を経なければならないということで要望にこたえようと、各派の意見が一致をみたことは御承知の通りであります。私は、もしも政府が、単なる「その意見を聞かなければならない。」ということだけでは、諮問機関に陥ってしまうのではないかという心配を持っておるのでありますが、提案者の方は、この点についてどう考えられておるか。
 それからもう一つは、専売公社の副総裁もおいででありますから、従来まで私の承知しているところでは、たばこ収納価格審議会は、幾つかの答申は出されておりますけれども、重要な答申については、単に意見の聞きっ放しであって、なかなかせっかく相談をされたことも尊重しないような傾向があったと承知しておりますけれども、実際問題はどうであるか、この点を明らかにしてもらいたいと思うのであります。

発言情報

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発言者: 平林剛

speaker_id: 19055

日付: 1958-02-27

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会