根本龍太郎の発言 (予算委員会第三分科会)

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○国務大臣(根本龍太郎君) お示しの通り、有料道路制度をどういうふうに運営していくかという基本的な問題になると思います。そこで、先ほどもちょっと申し上げましたが、関門隧道のように、他に道路がない、しかもこれが有料道路だというところに、特にこれは政治的な問題が出てきておるわけでありますが、たとえば、先ほどちょっとお示しになりました名神国道のごとく、これはたくさんの道路があります。国道もほかにある。しかしながら、経済発展の状況から見まして、これを高速自動車道路として活用することによって、非常な経済的な利益が出てくる。利用する方も、時間とガソリン、そういうものから見て非常にこれは有利である。従って、これは有料道路でやってもいい、こういうものは幹線道路でも、これはやっていいと思います。ただ、そうじゃなくて、今までの一級国道、二級国道、地方主要道路で、他にないところを、まあ急ぐからと、あるいは経費がなかなかつかないからということで、有料道路に安易に振りかえするということは、やるべきではないというふうな私は考えを持っているわけであります。そういう意味におきまして、有料道路という、公団についてまあ政府の補助、助成によって、あるいは政府の利子のかからない資金をもって、有料道路における低料金制度をとるべきだと、こういう御意見のようでございまするが、公団という組織のあり方といたしましては、もちろん政府の一般資金も要りますけれども、原則として、やはり公企業体と同じ立場にありまするこういう機関は、常に経営が困難になればすぐ赤字補てんをするという形であっては、私は、こういう性格のものは乱れる。だからして、問題はむしろ、料金を安くするために補助あるいは分担金を国でやるという制度よりも、そういうふうな、非常に一般利用者が苦痛を感ずるようなことはやらないと、この方がより適切であると考えておる次第でありまして、公共事業費と道路公団の仕事を、両方ミックスしていくということは、運営上、現在のところはわれわれは適当でないと考えておるわけでございます。この有料道路のあり方と一般公共道路のあり方については、一応そういうところでけじめをつけていきたいと考えておる次第でございます。

発言情報

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発言者: 根本龍太郎

speaker_id: 23556

日付: 1958-03-25

院: 参議院

会議名: 予算委員会第三分科会