平林剛の発言 (大蔵委員会)
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○平林剛君 政務次官から言いわけを聞いたって始まらない。ただこれだけは覚えておいてもらいたい。あなたの言いわけを聞くと、向うの衆議院の大蔵委員会の方が法律案としては先議だから、それからもう一つは、期日も押し迫っているからという二つの理由を上げて、大蔵大臣が出られないから了承してくれ、そんなことで了承できると思っておりますか。僕らは参議院であるから、すべての法律案を衆議院の第一院として、できるだけ衆議院の大蔵委員会で審議を尽すことについては、原則的には反対はしておりません。それはむしろ、第二院としては当然の態度かもしれない。私はそこまで文句を言うんではありません。ただ、きょうはもう前からきまっておる、三日も四日も前から、きょうの十時から大蔵大臣が出てきて、そうしてここでわれわれの質疑に答えるときまっているんです。しかも、ほんとうはきょうじゃない、二十六日——きのうやる約束であったんです。自由民主党から、ぜひきょうの午前中にしてくれというので、われわれはやむを得ず、それでは一歩譲ってきょうにいたしましょうということで了承を得ている。そういう意味からいって、与党の政務次官はきょうの大蔵委員会には、当然どんな理由があっても、大蔵大臣を出席させるように努力しなければならぬ、手落ちどころで済まない問題だと私は思うのです。
今のお話を聞いておりますと、法律案が先議であるから、あるいは期日が迫っておるから。それじゃあれですか、この法律案を通すための政府の国会対策上の理由から、大蔵委員会できまったことを無視していいと、こういうことになるじゃありませんか。政府の法律案を通過させるための国会対策上から、参議院がどういうことをきめていようが、そんなことは無視していいんだ、ということになるんですよ。そんなことで、私どもがあなたの言いわけを了承できるということは筋が通らぬ。大体衆議院の大蔵委員長も——役員の問題で、他院に文句をつけるわけではないけれども、あなたにもそういう意味で了承できないが、衆議院の大蔵委員長も、こういうことは両院のお互いの礼儀的な問題ですよ。これはかから、衆議院の大蔵委員長も、当然そういう取りきめになったならば、やはり筋を通して、参議院の大蔵委員長のところに了承を求めるという措置をしなければならぬ。委員長のところにもそういうことは言ってこないでしょう。