小林孝平の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○小林孝平君 私は、農林大臣の先般のこの所信の表明全体を見ますと、非常に抽象的であって、農林大臣が就任早々でございますのでやむを得ないかもしれませんけれども、ほかならぬ三浦先生でございますから、もう少し具体的な政策を御発表になるのではないかと思ったわけであります。まあ一応所信は具体性が欠けておるけれども、少くとも個々の問題についての質問に対しては、具体性のある御答弁を期待しておったのでありますけれども、今お話を承わりますと、きわめて抽象的でありまして、この米の統制を継続するということを言う以上は、やみ米対策をどうするかということを、具体的に示さない限り、これはほとんど意味のないことではないかと思うのです。私がこんなことを申し上げるまでもないと思いますけれども、もうやみ米に対する対策を、非常に困難ではあるけれども、これに対する具体策を立てない限り、米の統制は骨抜きになり、農林大臣は強く生産者保護の建前からの米統制を継続するといわれますけれども、やがてこの点からも米の統制は崩壊してしまう、こういうふうに考えられますので、もう少し具体的な政策をお述べになっていただかなければ、私は困ると思っておるのでありますが、ただいまお聞きすれば、これ以上お尋ねしてもしっかりした御答弁を期待することはできませんので、この問題についてはやめますけれども、早急にやみ米対策、このやみ米を正規のルートに乗せる具体的な方策を御研究になる必要があるのではないかと思います。
 それから貧乏追放との関係でありますが、その根本的の問題は、今おっしゃった通りでありますけれども、具体的に、こういう一つの事例でありますけれども、岸内閣の大きいこのスローガンである貧乏の追放というようなことが、こういう一つのやみ米の値上り、かつぎ屋の横行というような点から見ても、この岸内閣の政策というものが、単なるスローガン、かけ声だけに終っているということは、これは否定することのできない事実であると思いますので、私はこういう点から考えましても、早急にやみ米対策を樹立される必要があるのではないかと思う。
 次にお尋ねいたしますが、この所信には主要農産物の価格の維持と安定ということをうたっておいでになりますが、一体、主要農畜産物というのはどういうものを指されるのか、それから維持と安定とおっしゃっておりますが、政府はどれだけの用意があってそういうことを言われるのか、単にそういうことが必要だからここに述べたというだけなのであるか、あるいはどれだけ具体性を持った用意をされているのか、予算的の裏づけがもしありましたならば示していただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 102915007X00419580626_007

発言者: 小林孝平

speaker_id: 26056

日付: 1958-06-26

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会