小林孝平の発言 (農林水産委員会)

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○小林孝平君 せっかく農林大臣の御答弁でございますけれども、私は、ただいまの御答弁では、この関係農民は納得をして安んじて養蚕をやるわけにはいかないと思うのです。それで、私が御質問いたしましたのに対しまして、十分の御答弁がないけれども、農林大臣の今の御答弁だと、こういう現在のような一時的の混乱は、たびたび今後も起きるというふうにお考えになっておるのではないかと思います。この点は、非常に問題でございますから、次の委員会においてまたお尋ねをいたしますが、さらに農林大臣も、ただいま生糸の価格が安定をすれば、米国における消費は安定をし、向上をするという、従来もそういう考え方をとられてきましたけれども、私はこの問題についても、アメリカとの関係でございますが、生糸の価格が安定をすれば需要が増大するという考え方は、従来一貫してとられてきておりますけれども、必ずしもそうではないのじゃないか、こういうような問題もこの次の委員会において十分政府のお考えをただしたいと思います。
 最後に、今回この関係農民がこの繭の生産制限に反対しておる理由の一つは、これは自衛策であるということは農林大臣がおっしゃった通り、関係者はみんな知っておるのです。知っておるにもかかわらず、これに反対している。これは養蚕農民だけでなく、現に新潟県の農業会議は決議をいたしまして、この繭の生産制限に農業会議として反対の決議をしております。それはなぜかといえば、今回の繭の生産制限が、やがて全作物に及ぶのではないか、果樹とか蔬菜等に及ぶのではないか、こういうふうに考えておられる。そこで、農林大臣は、そういうことはないのだという確信がおありになるのかどうか、これは先ほどの価格安定策と相応するのでありますが、具体的に価格安定策というものがなければ、結局、今後全作物に生産制限を及ぼさなければならない事態になってくると思うのです。全農民がおそれておるのはこの点なんです。今後、農林大臣の御出身の青森においてもリンゴができ過ぎて、過剰になって値段が下ったというような場合は、法的には措置をされないけれども、具体的に勧奨その他の措置をもって、政府は生産制限をされることがあるのかないのか、そういう点についてお尋ねいたします。

発言情報

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発言者: 小林孝平

speaker_id: 26056

日付: 1958-06-26

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会