島村軍次の発言 (農林水産委員会)
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○島村軍次君 乳価の対策について、大よその農林省の御方針を承わったのでありますが、ただいま承わりますと、その対策というものは、考え方は一応構想をおやりになっておるようでありますが、実際の施策に現われたものはほとんどないと、こういうことを申し上げざるを得ないと思うのであります。なかなかむずかしい問題でありましょうが、先ほど千田委員のお話しになったように、本委員会におきましても、数年来、この問題は非常に関心を持っておる問題であり、かつ、これは国策とし、かつ国論として、文部省なりあるいは厚生省の体育の面から、もっと大きな立場から総合的にこれを推進していかなければならぬ、こういうことを申し上げ、かつ盛んに経綸を行うべしという意見を呈したことがあった、前大臣のときに。しかし、そういう具体的な問題については、大臣もおかわりになり、かつまた、国会中でお忙しかったのでありましょうが、世間は心待ちにしているにもかかわらず、この政策は全くまだ検討中であるとか、あるいはある程度まで出ましても、十分出ていない、これは、ほかの悪い例をとって申し上げることは、はなはだ失礼でありますが、私は、その当時例の大カン練乳のときに十億程度というような話があり、そんな焼石に水のようなことでは、これはとうていこの措置は考えられない。生産の増大というものは、農業経営から見てもわかり切った問題でありまして、これは消費で行き詰まるということは、わかり切った問題だと思います。それにもかかわらず、このいわゆる三者の国策としての取り上げ方がきわめて不十分だということを言わざるを得ない。蚕糸に、別の方法でありますが、相当の方法を講ぜられた、私は、百億ぐらいを将来の大方針としてがっちりしたものを関係各省で一つ考えて、そうして総合的な施策をやることが、わが国の農業経営なり、酪農なり、あるいは体育なり、ひいては国民の栄養というような問題、日本の国民の将来に対する大きな話題を考えざるを得ないということを数回申し上げた記憶があるわけであります。別に、今のやっていることに対して、こういう点が足らぬじゃないか、ああいう点が足らぬじゃないかということは、われわれが申し上げるまでもなく、大臣よく御承知のことでありますから、もう少し関係各省との間の連絡が緊密であり、かつまた、それはもっと大きい立場における予算措置あるいは対策、啓蒙宣伝等の措置が講ぜられるべきではないかと思うのであります。先般、ちょうど大臣がおいでにならぬときに、砂糖とかあるいは例の北海道のビートに関連して、これは南部におきましても相当の増産対策というものが、一方で、もうどんどん出ている、従って、これは酪農によほど関係あることでありますし、飼料の問題もそうであります。もっと具体的な施策で早く手を打たれるべきではないか、むしろ臨時措置として蚕糸におとりになったことと、あるいは趣きは多少違いましょうとも、将来に対する国策の一つの基本線として、この際出すべきではないかと思うのであります。この点に対する大臣の御所見を承わると同時に、文部省及び厚生省もおいでになっておりましょうから、局長の方から補足的にこの問題に対する御説明をまず伺いたい。