平井義一の発言 (内閣委員会)

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○平井委員 性能性ということになると、それも大体入ると思いますが、長官がそう言われれば与党のつらさでこれ以上突っ込みません。
 そこで私はもう一点長官の信念をお尋ねを申し上げる。先般源田空将が政府並びに与党の要人に対して、ロッキードは非常に優秀な飛行機であるけれども、昔の操縦士なら一ぺんにこれを乗りこなせる。しかし今の操縦士は月給取りで命を惜しがって問題にならない、乗り切れないからグラマンがいいということを言われたそうでありますが、そういうことをもし源田空将が言ったことが事実とするならば、かつては警察予備隊、保安隊、今日の自衛隊まで作り上げた国民に対して申しわけがない。少くとも長官としてはりっぱな操縦士、パイロットを養成し、世界の水準まで持っていくという責任があると思う。これは昔の軍人ですからときどき間違いもございましょうけれども、こういう間違いなことを言うに至っては、防衛庁のために非常に情ない。私どもは個人を守るのではありません。防衛庁を守るのです。防衛庁は将来国民とともになければならない、国民から信頼されないところの防衛庁であっては役に立たない。また普通の月給取りのようなパイロットなら要らないのだ。もうアメリカに飛行機を断わるがいい。そこで左藤長官は憂国の至情に燃えて、ほんとうに国を思う、国を守るという気持を自衛隊すべてに持たせなければ、これはほんとうに今後の予算その他において協力はできませんぞ。今日大災害において飲食物もない、あるいは一家ばらばらになって、悲惨な状況が展開されておることも救済のできないような経済の貧弱なこの日本の状況において、ひとり自衛隊はあぐらをかいてかなりな予算をもらっておる。もう少し真剣に考えてもらいたい。この点について私は信念を持たれる左藤長官でございますから、今後の自衛隊の育て方、また今後の自衛隊の目標、また今後の自衛隊がどうなければならないかという点で、一つ信念をお聞かせ願いたい。また源田君がそういうことを言うならおやめを願いたい、失礼だけれども。そういう日本ではございません。ほんとうに一銭一厘の血税でもむだにせぬ。私どもは国を思うから言う。性能は知りませんけれども、かなりなことならパイロットの修養あるいは研究で補っていく。何でもかでも高くても安全性があるからいいではないか、二百億、三百億は何とも思わないかもしれないが、かつては帝国軍人に奉仕をした国民のために、一厘の血税でも節約するという気にどうしてならないのでしょう。銭は何ぼでもいいと言う、昔の操縦士と違うから高くてもこれを買えというような源田空将の言い方はちょっと困る。この点左藤長官の信念をお聞きしたいと思います。

発言情報

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発言者: 平井義一

speaker_id: 27107

日付: 1958-10-02

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会