茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会)
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○茜ケ久保委員 各国とおっしゃいますが、アメリカもその一つであろうと思います。しかし少くとも私は、これは重大な問題だと思うのです。幾らこちらでおきめになっても、敵の飛行機がこれより数等まさっておれば、これは今ごろおきめになっても意味ないと思う。従って私は各国とおっしゃるけれども、イギリスやアメリカは、これはあなた方のおっしゃる自由諸国圏でありまして、こうした国の飛行機が日本に攻めてくることは考えられません。従いましてこの飛行機をきめるのには、私はやはり国情についても大事であるし、多用性、また経済的なことも大切でありますが、一番大事なことは、いわゆる日本に攻めてくるであろう敵側の飛行機の爆撃機、戦闘機の性能というものが一番大事だと思う。幾ら多用性でありましても、国情に合っていても、その飛行機が攻めてくる敵機に対して数段劣っておりまするならば、これは意味はないと思うのです。ところが今申しますように、あなた方が今まで発表された限りにおいては、国会の質疑応答においても、いわゆるあなた方の詳細な御報告を見ましても、何らその点に触れていない。これは国防上ゆゆしい問題だと思う。しかも一千億という莫大なお金をお使いになるのです。従って攻めてくるであろう敵機の現在の段階における性能なり種類はこんなものだと思うから、これに立ち向うのにはこういう性能のものが必要であるということが、ここではっきり出てこなければ、国の防衛を担当される防衛庁長官としての御答弁にはならぬと思うのですが、いかがですか。