茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○茜ケ久保委員 一日も早く作りたい、それはわかりますよ。しかしそのことは相手があるのです。しかも滑走路ができておらぬ。兵舎が建たぬとかあるいは格納庫ができぬというなら話は別だが、滑走路ができぬという状態であるならば、なぜあの兵舎やターミナルや格納庫を急いでお作りになったのか。現地に行って現地の諸君の話を聞いてみますと、ああいうものをしゃにむに作って、いやおうなしに滑走路の用地をあらゆる力を集めて、そしてしゃにむに反対派を追い詰めて、何が何でも滑走路を作るという方法であるらしいということがいわれておる。これは私は絶対に相ならぬと思う。昔の軍部は横暴でした。横暴でしたが、それは単純で、サーベルをさげて国民をおどかす一方、それでやってきました。しかし今の防衛庁の、少くとも百里原におけるやり方はおどかしと買収と、あるいは何か非常に思わしからぬ風潮を流したりというような術策を弄しておる。あるいは長官や内局の諸君はあずかり知らぬとおっしゃるかもしらぬけれども、現地の人たちはそれを盛んにやっておる。従って今言いますように、滑走路もできてないのにああいう建つ物をどんどん作ることはいわゆる反対の諸君を何が何でも追い詰めて、最後には仕方がないというので投げ出す以外に方法がないというところまで追い込む一つの方便であろうとすらいわれておる。それでは絶対に反対であります。応ずる気がない。経理局長はどういうような別な方法を持っていらっしゃるか知りませんが、おそらくここに残っておる諸君はてこでも動かぬ連中です。そうなりますと経理局長、滑走路ができぬならばあの兵舎なりターミナルなりあるいは格納庫はどうなるのです。あっさりここで防衛庁がかぶとを脱いで、学校なりその他に寄付するとおっしゃるなら別です。私は今の見込みではあの滑走路がいつできるか、おそらくあなた方にも見当がつかぬと思う。そうなったらだれが責任を負うか。従って経理局長なり当局者は少くともああいうものを建築されたのでありますから、いつごろ完成させるという見通しくらい立たなかったならば、これはとても納得ができません。一つ長官のそこで御相談なさってけっこうですから、はっきりして下さい。

発言情報

speech_id: 103004889X00419581021_015

発言者: 茜ケ久保重光

speaker_id: 24304

日付: 1958-10-21

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会