茜ケ久保重光の発言 (内閣委員会)

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○茜ケ久保委員 一生懸命努力するというお気持はわかりますが、しかし今までいろいろな形で、先ほど言ったようにおどしたり、すかしたり、あるいは買収的なことをやってみたり、いろいろな利益誘導をやってみたりしている。たとえば滑走路ができれば土地の橋を永久橋にしてやるとか、あるいはこの町をどうしてやるとか、いろいろ利益誘導がなされておるようです。どういう予算でなされるかは別として、そんなことがだいぶ流布されておる。そう言っておきながらかなり長い時間がたっておる。半年や三月ならば努力々々で済みましょうけれども、ここまで追い込まれて今さら努力いたしますということだけでは、解決できぬと私は思うのです。私もきょう短兵急にこれ以上いつとは申し上げませんが、少くとも国会はずっと開かれております。通常国会もある。私は少くともある程度の見通しがつかぬようではやはり当委員会において責任を追及せざるを得なくなってくると思う。きょうは一応そういったことを前もって申し上げておいて、御努力を願いたいと思う。と同時に私はきのう参りまして驚いたことは、今あそこは防衛庁長官どうお考えか知らぬが、小川町というところはこの基地問題で非常な混乱をしておる。日本ではただ一人の婦人町長である山西町長は、いわゆる自衛隊誘致派の諸君からリコール問題が起って、きのうはちょうど請求の票がそろって、選管が来てその票を調査しておりました。今町はあげてこの問題で混乱の極に達しておる。一部うがった人たちは、防衛庁はあの百里原基地ができぬものだから、防衛庁があと押しして山西町長をリコールさせておるということまで言っておるそうです。これはうわさですから私は責任を持てませんが、そういううわさまでしておる。いわゆる防衛庁の百里原基地問題が、小川町政に対して多大の影響を与えておる。これは長官がそういうことをなさるとは考えられぬが、そういううわさを一部ではしておる。あまり基地ができぬので、防衛庁が裏からあの山西町長の排撃運動の糸をあやつっておるのだということまでいわれておるのが現実です。いかにこの問題が深刻化しておるか、また現地に大きな破紋を投げかけ、町民にえらい迷惑をかけているが、これはあなた方の御想像以上である。従って、やがてリコールの問題も具体的になって参りますが、こういったことを起してまで、あの無理な問題を何が何でも解決されようとした防衛庁には、私はやはり国民的な憤激を感ずる、現地へ行ってみて。あすこにあの基地をお作りになりさえしなかったら、ああいう問題が起きないで、平和な一農村として立っていく、小川町が。ああいう基地をしゃにむにお作りになった。しかもでき上っていない。滑走路もできていないような中途半端な、一方において、国民の血税をむだ使いみたいなことをしながら、片方ではその結果として平和な小川町がひっくり返るような騒ぎを起している。町民みんなが非常に憤激を感じている。こういうことを防衛庁ではなぜなさるのか。果してこれで国の守りができるのかということを考えなくちゃならぬ。国を守る場合に、その付近の住民にこのような苦痛を与え、国民にこんな犠牲を負わしながら、片方で国を守るということで、いわゆる自衛隊の職責を果して達するのかどうか、私は疑問を感ずる。現地の諸君もこれを感じておる。この町長リコール問題等に関連する百里原の基地に対して、防衛庁はどんな考えでおられるか、またどういう対策を立てようとなさっておられるか、一つ伺いたい。

発言情報

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発言者: 茜ケ久保重光

speaker_id: 24304

日付: 1958-10-21

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会