平井義一の発言 (内閣委員会)

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○平井委員 今日自衛隊という昔の軍隊にひとしいものができておるが、これがいかに訓練をしても、皆さん御承知の通り国民から崇拝される模範的なりっぱな自衛隊になり得ない。これはなぜかといえば、幾ら功績を立てても何ら勲章がない、しるしをもらえない。それならおれたちもなまけようじゃないかというようなことで、今日の自衛隊が、いまだに社会党の皆さんから、これならよかろうというところにいっておらぬ。それで私は、昔の金鵄勲章に値する勲章を非常に功労のあった者にはやる、こういうようなことがなければ、自衛隊はできてもりっぱな自衛隊になり得ないと思う。この点を松野総務長官も十分考えていただきたい。今日自衛隊を作るならば、また自衛隊の発展をこいねがうならば、やはりそのような何か表彰する方法を講じなければ、これはほんとうに日本を守るというような信念が生まれてこないと思う。そこで、先ほども松野長官が言ったように、これは昔の金鵄勲章復活でなくてもいい。御承知の通り日清、日露の戦いに行って金鵄勲章をもらった人は、皆さんのところにも陳情に来られておるでしょうけれども、はがきが山ほど来ておるが、老齢でいつ死ぬかわからぬ。しかも子供は死んで孫と二人住んでおる、何とかわれわれを救うてくれないかといっておる。生活を保護するという意味においても、これはほんとうのことを言えば今国会で私は決定してもらいたい。そうしなければ、恩給法の改正などは与党の私が反対しなければならぬ。こういうことを考えましたときに、すみやかに決定をして、こういうふうな方法をとるということを内閣が示していただかなければならぬ。日清、日露は決して侵略戦争じゃありません。世界のどの人に聞いても、日清、日露戦争は侵略戦争といっておらない。社会党は戦争は侵略戦争だと銘を打たれておるが。この七十五才以上、しかも国会に陳情に来る人は八十才を過ぎておる。われわれは年寄りを立てる意味においてもこの人たちを救わなければ、いろいろな法律ができても人情的な法律ができない。こういう法案は私は社会党も大賛成だと思いますが、決して金鵄勲章の復活じゃございません。困った年寄り、かつては日本のために功労を立てた人ですから、是が非でも、まだ国会はしばらくあるのでありますから、この国会中に一つこういうことにしたい。八十才以上だから、もうあすにも死ぬかもしれない。しかもたった一万五、六千人だから、今国会でぜひともこういう方法で助けてやろう。あるいは十年間に助けてやろうとか、五年間ことしから幾らかずつやろうとか、十年間、年一万円ずつやっても十万円です。年に二万円やっても五年間で十万円です。そういう方法を松野長官のときにやれば、松野長官はほんとうの話極楽へ行くのです。人間的にこれだけの功徳は私はないと思う。これは人を助ける意味においても、また政治を行う上においても、是が非でも今国会でけじめをつけていただきたい。あの陳情者、あの老人の姿を見たときに、どうしてもけじめをつけてやらなければならぬという気持に迫られるのでありますから、是が非でも今国会の末までには松野総務長官から、こういうふうにしたという御返事を私はぜひ聞きたいと思います。その上において恩給法の改正に私は賛成するかせぬかを決定いたしたいと思います。一つその信念、お気持を聞かしてもらって私の質疑を打ち切ります。

発言情報

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発言者: 平井義一

speaker_id: 27107

日付: 1959-03-25

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会