松野頼三の発言 (内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○松野政府委員 今回の調査会の基本的設置の目標は、ただいまおっしゃったごとく、今までの農業そのものにおいて解決できなかった場面が非常に農業は多い。近代的な科学工業が進歩するに従って、なおこの傾向は顕著に現われておることは、過去における経済統計が示しております。本年予算委員会に提出いたしましたいわゆる国民経済の伸びの中にも——昨年は幸い豊作でありましたから二・七という成長率を示したにかかわらず、昭和三十四年というものは二・七は期待できないというふうに、だんだん国民経済の伸びの度合いに応じて農業生産というものが、その度合いについていけないということは、必然的に農業そのもの以外に、日本経済全般の問題として、これは解決されなければならない問題が今日非常に内在しておると存じます。一番顕著なものは、日本の農業の基本的性格あるいは農家人口というもの一つを考えて参りましても、農業そのものにおいて農家人口の増大を吸収しようということは、零細化をなお零細に進めるという悪い結果は現われましても、直ちに農業だけの処理ではできない。そういうふうな大きな場面一つを考えて参りましても、これはやはり相当大きな基本的構想を立てて、輸出入の問題から、あるいは経済の中に占める農業の問題から、すべて解決しなければならないというのが今回の基本的な、総理府に設置いたします調査会法案の設置の理由であります。簡単に申しますれば、ただいまのようなものが提案の理由でございます。