愛知揆一の発言 (予算委員会第一分科会)
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○愛知国務大臣 ただいま御指摘の点はごもっともな点でございますが、一応この積算の基礎になりました点を御説明いたしますと、次の通りでございます。
懲罰及び没収金という名で呼んでおりますのが三十二億円でございますが、そのうちまず罰金と科料、二十九億六千万余りでございますが、これは最近までの収入実績等を基礎として算出したわけでございまして、たとえば昭和三十二年度の四月から八月までの実績を申し上げますと、八億六千五百万、これと三十二年度全体の実績との関係を顧慮いたしまして、三十三年度の四月から八月までの同期間の実績をとりまして、そのパーセンテージをとりまして一つの基準とする。それから一方において、三十年度以降の実績を算出いたしまして、これに最近の増加の比率をかけ合わしてみましたものを二十九億六千万と概算いたしたわけでございます。それからその次に、過料でございますが、これは二千九百万円。これもやはり最近の収入の実績を基礎といたしまして算出したものであります。それからその次に、没収金は二億一千百十九万円ばかりになりますが、これは昭和三十年度以降三年間の平均収入の実績を基礎として算出をいたしたわけであります。
それから次に、弁償及び返納金というのが七千二百万円ばかりございますが、これもやはり昭和三十年度以降三カ年の平均収入を基礎として算出をいたしたわけでございます。そのうち、これはわずかなものでございますが、返納金が四百万ばかりございますが、これもやはり三十年度以降三年間の平均の実績額を基礎として算出をいたしたわけであります。それからその次に、同じく歳入に上りますものとして、ただいま特に罰金等の御質問があったのでございますが、ついでに申し上げますると、矯正官署の作業収入が二十四億四千六百万ございます。これは刑務所の作業収入と少年院等の職業補導によって生ずる収入の見込み額、並びに婦人補導院の同様職業補導の関係の収入がございますが、そのうちで少年院と婦人補導院の関係はほとんど少額でございまして、大部分が刑務所の作業収入ということになるわけでございます。
ほかに物品の売り払い収入とかそのほかの雑件がございますが、これは特に申し上げるところもないと思うのであります。
一般的にこういったような収入が非常にふえるのはおかしいではないかという御趣旨の御質問でございまして、これはごもっともの点と思いますが、先ほど申し上げましたように、主として最近の実績を基準にして算出しておりまするので、事柄の善悪は別といたしまして、ともかく最近における罰金、科料等の収入の実績が相当多いので、これを積算の基礎に置いたという関係になっております。
それから、矯正官署等の作業収入等については、一面歳出の方でも、職業補導その他刑務所における教育刑の目的を達成するというようなこと等いろいろな点で工夫を加えておりまするので、一面歳出も若干増加いたしました反面において、結果として作業収入が従来より若干ふえている。大ざっぱな御説明でございますが、こんなふうな考え方で組んだのであります。