荒木正三郎の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○荒木正三郎君 憲法九条の規定によって日本は核武装できないのだ、原水爆を持つことができないのだということは、今も御答弁もありましたし、しばしば答弁のあったところであります。そういう憲法を持っている日本とアメリカとの間に安保条約が結ばれ、そうしてこの安保条約は、日本の安全を保障するためにアメリカ軍が日本に駐留することになっている。そのアメリカ軍は憲法の規定に関係なしに、いかなる兵器をも持ち得るのだということになれは、こういう条約を結んだ、安保条約と憲法との関係は一体どうなるのかという問題が私は起つてくると思うのです。日本の憲法は、これは原水爆は持てないのだ、核兵器は持てないのだということは、政府も明らかにしている。その日本の憲法のもとにおいて、アメリカの駐留している軍隊は核兵器を持ってもいいのだ、原水爆を持ってもいいのだということになれば、この駐留している軍隊の趣旨というのは、日本の安全を保障する、言いかえれば日本の自衛といいますか、そういうために駐留している、そういうものは何を持ってもよろしいのだという条約を結ぶということは、これは結んだ日本政府が、私は憲法の趣旨を乗り越えて条約を結んでおるということになると思うのです。少くともこういう憲法を持っている日本政府としては、無制限な装備を許すようなアメリカ軍の駐留というのを許すような条約、そういうものは結び得ないというふうに私どもは考える。この点を総理大臣並びに外務大臣から御答弁願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 103115261X01419590319_021

発言者: 荒木正三郎

speaker_id: 23355

日付: 1959-03-19

院: 参議院

会議名: 予算委員会