瓜生順良の発言 (予算委員会第一分科会)

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○政府委員(瓜生順良君) 前段の義宮様の御結婚のこと、これは今まだ実はその準備にかかっておりません。現在、東大の研究室で動物学の研究をなさっておって、まあ、そのうちにはそういう問題を考えなくちゃいかぬのですけれども、まだここ一両年はその問題については具体的になることは早いのじゃないかというふうに考えております。義宮様が御結婚になりまするというと、そのときのいろいろ準備の関係は、皇太子殿下の場合に比較いたしますると、やはりずっと簡素になると思います。これはやはり皇太子殿下は御身上皇位を継承される方ときまっている方であります。義宮様は皇位継承の第二順位の方で、皇位継承権はお持ちではございまするが、必ず皇位につかれるという方でありませんので、一般国民の関心においても皇太子殿下の場合とは幾らか違うと思います。皇太子殿下の場合に比較いたしますれば、もう少しく簡単に行われると思います。しかしながらやはりこの第二皇子としての御地位にかんがみて、相当のことはしなければならないと思っておりますが、何分にも今のところ、何もそういうことは具体的に検討に入っておりませんので、気持だけを申し上げた次第でございます。
 それから清宮様の御結婚になりますると、その配偶になられる島津久永さんは、新聞にもありましたが、手取りが一万三千円ということであります。収入としてはそう多くありませんが、しかし大学を出まして二年目というのはそれが普通の給与でございます。それでだんだんにはふえていかれると思います。それだけで生活なさるかという問題になりますると、実は、皇室経済法で、内親王が皇籍を離脱される場合においては、金額でいいますと、千五百万円以内をおあげすることに法律ではなっております。そういうような基金を上手に運用されていけば、一万三千円だけでなくて、もっと上の収入の生活もなされることができると思うのでございまして、なお島津さんは地所、建物を持っておられますから、そういうのを修理等をなさっていけば、どこか地所を買って、それから建てなければならぬということもありませんので、まあ生活は立っていかれるだろうと思っております。もちろんそう楽な生活とは考えられませんけれども、現在、他の、前の内親王であった東久邇様でも、鷹司様でも、池田様でもやはりそう楽な生活をなさっておるわけではございません。しかし、といって非常に困っていられるというわけじゃない。まあ、こういっゃなんですが、中の生活をなすっておるということで、そこにかえってまた、別の意味の人間としての生活の味わいを見出しておられますので、そういうように清宮様もなされるだろうと思う次第でございます。

発言情報

speech_id: 103115266X00119590323_020

発言者: 瓜生順良

speaker_id: 21914

日付: 1959-03-23

院: 参議院

会議名: 予算委員会第一分科会