栗山良夫の発言 (風水害対策特別委員会)
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○栗山良夫君 私がまだお尋ねしないところまでずっと御丁寧に御説明がありまして、その御意図は、私のこれからしようとする質問を若干事前に工合よく押えようという御意図ではないかと思う。
そこでもう一度私は最初からお尋ねいたしますが、先ほどこの予算を作るに当たっては、事緊急なことである、罹災民の不安を一掃するために急いだんだ、従ってしかるべく了承してくれということでありまして、その点はわれわれは了といたします。了といたしますが、今罹災民が不安を持っております一番根本は何かと申しますと、そういう意味の不安ではないんです。総理、大蔵大臣、通商産業大臣、建設大臣その他閣僚が現地へおいでになって、罹災については国家はできるだけの援助をすると、二十八年災には絶対に負けないような対策を立てる、安心をしてよろしいと、こういうことをおっしゃったわけです。従いまして災害を受けた所は、どこも二十八年災を下回るようなことは絶対にない、場合によってはこれを上回るところの国家の助成が期待し得るものと考えておったと思います。ところが、実際にふたをあけてやってみまするというと、二十八年災を少し切るんじゃないか、果して自分の町は対象にしていただけるのかどうか、そういうことに対する不安が出てきておるんです。で、総理以下あなた方が現地へおいでになって罹災民を慰問せられたときは、非常に安心したわけです。不安はそれからあとに出てきておるわけです。その不安をどうして解消するかということは、今日の一番大きな務めだと私は思う。そこで、そういう筆法からするならば、今数字のことをお述べになりまして、六〇%予定しておったのが一割程度以上、実際に五県では上げ得るような状況であるとおっしゃったのでありますが、この点はここであなたがおいでにならないときでありましたが、各委員から非常に執拗とまで申して差しつかえないほどに質問が行なわれまして、この予算で押えつけるのか、予算でおさまらない分はどうするんだということがしばしば議論せられまして、必ずしも抑え切ってしまうんではないという意味のニュアンスのある御答弁がありました。ところが、あなたが衆議院の予算委員会において田中織之進君の質問に答えて、もし足りないときには第二の補正をするとまでははっきりおっしゃらなかったけれども、やや含みのある御答弁があったわけです。従ってこの点では納得をしておると思います。思いますが、そういうことをひっくるめて今罹災民、罹災市町村の責任者に安心をさせる一番重要な方法は、ただいま具体的にどの市町村が一体該当するのかということを明示すること以外にないと思う。これを明らかにすること以外にないと思う。そこで、非常に困難だとおっしゃいましたが、明示せられる時期ですね、時期が問題なわけです。具体的に、全部の法案の予定しておりまする地域を、いつまでに全部公表できるか、その時期のお約束が必要であろうと思う。特に公共施設、農業、農林関係の施設については一番期待か大きいわけでありますから、これは少なくともこの臨時国会において、衆参両院において災害対策の審議をしておるこの委員会の審議中に公表せらるべきである、私はそう考える、そういう御用意があるかないかということをお尋ねをいたしておきたいと思います。