井川伊平の発言 (法務委員会)

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○井川伊平君 去る十一月二十七日の国会の周辺に押し寄せて参りましたデモがついに国会の構内に乱入し、相当長い時間構内の一部を占拠しておりました事実がありました。また、昨日の何か国会周辺にデモが押し寄せてくるといううわさが盛んでありましたが、大したことがなくて済みましたことは、御同慶であります。言うまでもないことでありますが、国民は憲法によって集会、結社、表現の自由、請願をなす等の権利を保障されておりますが、しかし、これらの権利といえども、乱用は許されていないところであります。従ってデモの国会の構内に乱入し、これを占拠するがごとき行為及び国会における審議の妨害となるような行為は、厳に禁止すべきものと考えられます。つきましては、次のことについて法務大臣の御意見をお尋ねいたしたいと存じます。
 デモを行なう人たちの基本的人権を守るとともに、国会の尊厳の維持と審議の妨害を受けることのないようにすること等に関しまして、深く考慮しなくてはならないところでありますが、この間の調和をどういうふうにお考えになっておりますか、お伺いいたしたいと存じます。
 それから、国会周辺のデモ規制に関しましては、さきに衆議院議長の試案が発表されましたが、これは国民の請願権とも関連いたしまして慎重に考慮すべき点が多々あるように考えられまするが、条例にのみまかせておいたのではおもしろくない。立法的、法律規制をする必要がある、こういうような考え方につきましての御意見をお伺いいたしたいと存じます。
 以上、三点につきましてお伺い申し上げます。

発言情報

speech_id: 103315206X00519591211_004

発言者: 井川伊平

speaker_id: 24056

日付: 1959-12-11

院: 参議院

会議名: 法務委員会