藤山愛一郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(藤山愛一郎君) 沖縄、小笠原を適用地域から除いたことについては、将来外交交渉でもって施政権返還を促進する必要があるのではないか。——これはむろん、当然われわれは、外交交渉におきまして今後とも沖縄の施政権返還というものについては努力をいたして参りたいと、こう考えております。また、施政権が返還される場合に、当然この安保条約の適用地域に入るのだから、その限りにおいて現在の基地の問題その他どういうふうになるのだというお話でありました。これはむろん、そういうことが、将来返還が起こります場合には、条約地域に入ることは今申し上げた通りでありますけれども、その中の処理というものは、当然そのときにおける外交交渉で行なわれることになろうと思います。
 事前協議につきましては、御承知の通り、私どもといたしましては、極東の平和と安全というものが日本の平和と安全を維持する上において非常に必要だと考えております。今日までの条約では、日本の基地を無制限に基地として使用して各方面に出ていくことができるわけであります。従いまして、今回は、極東の平和と安全を維持するにいたしましても、できるだけ有効な、日本に何か危険があったような場合に出てもらうことが必要ではありますけれども、そうでない場合、いたずらに巻き込まれるというような状況になってはならぬので、そこで、御承知の通り、今度は協議事項にいたしたわけでありまして、われわれといたしましてそういう点を留意しておること、むろんでございます。
 それから、国際情勢の判断についていろいろ御質問がありまして、国連の強化を当然やるべきじゃないか。——私どもといたしましても、むろん国連の強化をやる必要があろうと思っております。将来、平和維持機構としての国連を強化して参りますことが必要であり、また今回の条約においても、国連が平和的処置を極東においても、あるいは世界的にとるような場合に、われわれはそれに対してこういう安保条約を解消することも考えられるのでありますが、むろん、国連平和維持機構を強化していくことは必要だと思います。私が九月に第十四回総会に参りましたときにも、国連の機構なり組織を検討して、そうして将来国連の強化に資するように、冒頭演説におきましても、その旨の所信を述べておるのでありまして、国連強化については、われわれとしても今後できるだけの努力をいたしたいと、こう思っております。(拍手)
   〔国務大臣赤城宗徳君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 103315254X00719591111_019

発言者: 藤山愛一郎

speaker_id: 10389

日付: 1959-11-11

院: 参議院

会議名: 本会議