山田節男の発言 (逓信委員会)

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○山田節男君 くどいようですけれども、余すところ一週間ないのです。NHKの予算初めいずれもが重大な案件ですね。ですから、先ほども申し上げましたように、大臣がもう少し筋道をつけて、これは国会の中枢をなしている常任委員会としての審議をもう少し直視するように、この間、二日間にわたる質問を通して見ても、郵政大臣が、はたして郵政大臣としての立法府に対する理解があるかどうか、そういうことが私は第一に、過日の郵政大臣の御答弁を通じてわからないのです。これは単なる一常任委員会じゃなく、参議院という一つの制度に関する根本的な問題としてわれわれ考えなければならぬ。そういう筋道の立たない、どちらかというと、立法府が行政府に引きずられたようなものです。これは三権分立の立場からいって非常に悪例を残すことになる。ですから、大臣が一体そういうことに対して、この審議を進行さす上においてどういうことをするのか、そして追ってじゃなくて、差し迫った日にちにおいて、私ははっきり言うべきだと思うのです。なおまた、こういう重大な案件を審議する上において私も意見がある。公聴会は開かれないだろうけれども、参考人を呼びたい、いろいろな問題ありますから、それを一つプランを立てて、限られた日程において、大臣の態度、それに呼応して、この本審査をこの月末までに間に合わせるのかどうか、これは理事会に諮り——各会派の意見もありますから、これはさして言いたくない。私は参考人を要求したいのです。ところが、こういうものをきょうやってしまうと、またいつやるのか、来週の火曜日か木曜日に今度何をやるのかということがはっきりしませんと、われわれ審議においての準備とか、参考人を呼ぶということの目安もつかないのです。こういうことじゃ困りますから、そういうことをはっきりさして、この限られた日にちをもっと有効に審議のために使うようにお計らい願いたいと思います。ですから、きょう、いきなり電電公社をやるのだ、理事会でおきめになったことですからいいようなものの、理事のいない会派もあるのです。わずかな日にちですから、協議して、今度はどうやっていく、こういうふうな全般的にわかるようにおやりにならぬと、審議の過程において非常にちぐはぐになる。しかも、質問者の予定の立たない、しかも筋道の立たない審議をしていかなければならぬということになってくる。これでは十分審議できない、こういうことになってくる。ですからこれは何も急ぐ必要はないので、国会、参議院としての制度の根本問題に反するようなことを究明しておかないでおいて審議に移るということは、私は筋道が立たぬと思うのです。ですから、今のような、やがてということじゃなくて、今、大臣もここにおられるのですから、一つ委員長並びに与党の理事並びに野党の理事も、一応その点御懇談願って、少し筋道を立てて審議を願いたい。かつてこういう例はございません、この十数年。ですから委員会で、もちろん委員長は国会の役員として、われわれを代表して、行政府の郵政大臣にはっきりした確約を求められて、できるならばその態度を表明してもらいまして、この審議に当然入るべき段階になるのですから、一つ委員長におかれて理事と御相談した上で、大臣がここにおられるのですから、即刻別室で筋道を立てて御相談願って、それによってこの審議をやるかどうかということにしてもらいたい。
 一体参議院の議事規則をごらんになってもわかるように、国会内における審議の順序は委員長がおきめになる。政府がどう言おうのこう言おうのということは、問題じゃございませぬ、これは院内ですから。どうも今まで立法府と行政府と対等であるといいながら、政府側が勝手なことをして引きずられる、与党に引きずられるということ自体が、議会制度あるいは第二院としての参議院の権威を汚す、こういう傾向が強くなっているということは、もうわれわれ自身の手によって、この国会の中枢機関である常任委員会の権威を汚すことになるのです。その長としての委員長並びに理事として、私はこの際、党派という問題でなく、参議院の第二院という権威を保つために、私ははっきりそういう筋道を立ててやっていただきたい。決して審議を妨害するのじゃない。筋道を立てた上でおやりになっていただきたい。これは私の切なる要望ですから、十分一つ御検討願いたい。

発言情報

speech_id: 103414816X00919600325_006

発言者: 山田節男

speaker_id: 17379

日付: 1960-03-25

院: 参議院

会議名: 逓信委員会