永野護の発言 (日米安全保障条約等特別委員会)
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○永野護君 大体総理の御説明に私も同感なのでありますが、まだニュアンスには違いがあるような感じがいたしておるのでありまして、もっと豊かな生活をするというような余裕のある問題ではなくて、もっと切実な、アメリカを離れたら日本は現在のではない、もっともっとひどい生活になるというふうに、非常にこの点をきびしく私どもには身に感ずるのであります。
そこで、今のような御趣意のほどはわかりましたが、しからば、この第二条を読んでみましても、またこの前文を読んでみましても、その文句は非常に抽象的であります。最初の前文の方にも「両国の間の一層緊密な経済的協力を促進し、並びにそれぞれの国における経済的安定及び福祉の条件を助長することを希望し、」と書いてありますが、非常に抽象的な文句であります。また二条に入りましても、「平和的かつ友好的な国際関係の一層の発展に貢献する。」、経済的「安定及び福祉の条件を助長することによって」云々と、こう書いてありまして、その「両国の経済的協力を促進する。」という、このさわりの文句が、具体的には何らの示唆が与えられておらないのであります。そこで私はこの抽象的のこの文句をどうして具体化するように総理はお考えになっておりますかということを伺いたいのであります。