岸信介の発言 (日米安全保障条約等特別委員会)

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○国務大臣(岸信介君) 民主主義の基礎は、言うまでもなく法秩序の維持ということにあることは、言うを待たないことであります。しかして、近来その法秩序が非常に乱されており、これをじゅうりんして顧みないというような風潮がありますことは、非常に憂慮すべき状態である。いやしくも法秩序に反するような、これを破壊するような者に対して、徹底的にこれを調査して、これに対して、そういう行動のあった者に対して、法律によってこれを処断することは当然であります。私はその点において、特にこれは政府というよりも、むしろ国会議員として私は感じていることは、民主主義の一番中心をなすものは国会制度であると思います。議院制度であると思います。この議院内においてすら法秩序が維持されておらない実情であることは、私は議員として非常に国民に対して相済まぬと思う。われわれが院外におけるところの法秩序の違反に対して、治安当局あるいは検察当局に対して、これに対して法律により処断すべきことは当然でございますが、まず国民に法秩序の維持が民主主義の基礎であるという考えを徹底せしめるためには、国会内においての法秩序の維持、これの確保について、私は真剣に議員として考えていかなければならぬ。そうして、これはぜひ、まず法秩序の維持ということを国民の前に国民が信頼できるような形においてすることが、この際非常に必要である。こういうふうに考えております。

発言情報

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発言者: 岸信介

speaker_id: 6788

日付: 1960-06-11

院: 参議院

会議名: 日米安全保障条約等特別委員会