佐藤榮作の発言 (本会議)
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○国務大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。社会保障費が総体として少ないのではないか、ことに防衛関係費と比べてみて権衛がとれていないのではないかという御指摘でございましたが、三十五年度の予算を編成いたします際にあたりましては、社会保障費と、治山治水、国土保全等の災害復旧費、この二つを大柱にいたしたつもりであります。この意味でごらんになりますと、社会保障費は本年は非常な増額でありまして、昨年の当初予算に比べると三百三十八億円の増、補正後に比べますと二百七十六億円の増加になっております。これを総予算と社会保障費との。パーセンテージ、また、総予算と防衛関係費とのパーセンテージを比べてみますと、三十三年は社会保障の占むる割合は九・八でございます。しこうして、防衛関係費は一〇・九、防衛関係費の方が多い。三十四年は、社会保障が一〇・三、防衛関係費が一〇・六、ほぼ同額になりました。しこうして三十五年におきましては、初めて社会保障関係の費用がふえまして一一・六%、防衛関係費は九・八五%ということになっております。初めて予算の面におきましても社会保障費が大きく取り上げられるということになるのであります。ただ防衛関係費のうちで、お話のうちにもありましたように、債務負担行為等を考えると、そうはならないのじゃないかという御意見が出るかと思います。しかし、この債務負担行為のうち例年の費目で計上いたしますものが約二百億をやや上回る程度でありまして、残りはロッキード採用の関係であります。このロッキードの関係のものは、三十六年度以降四カ年で完成する考えでございますから、これを予算化する場合におきましては十分財政事情等を勘案して、そうして適当な防衛増強計画、いわゆる国力に相応したものということで予算を編成して参るつもりであります。そういう意味で、今後はこの社会保障というものを大きく取り上げて参る考えでございます。先ほどいろいろお話になりまして、老人あるいは母子、あるいは児童等について、ことに児童のおやつ代を五円要求したものを三円しか計院なかったというような御指摘がございました。しかし、この児童福祉の関係で見ますと、非常に予算的措置がおくれておるようでありまして、ただいままでおやつ代は一円も出ておらない。あるいはそこの職員の期末手当等におきましても他に比べまして非常におくれておるという点等がございますので、私どもは、今回は特にこれらについても特別に工夫するということで、おやつ代なり、あるいは期末手当の増、これらを考えた次第であります。その関係の予算といたしましては増加率は二割程度になっております。大へんおくれていたことは申しわけないのでありまして、御指摘の通りでありますが、少なくとも今回三円にしろおやつ代を認めたとか、あるいは期末手当を認めたこの努力を一つ買っていただきたい、かように思います。(拍手)
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