岸信介の発言 (本会議)
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○国務大臣(岸信介君) 新安保条約の真の目的は、私がしばしば繰り返しておるように、平和と自由を守るための条約でありまして、国連憲章に違反した侵略がない限りは絶対に発動しない規定でございます。従って、これを侵略的軍事的同盟だと言われる野坂君の考えは、私は全くこの条約の本旨を誤解されておるか歪曲されておるというほかはないと思います。吉田・アチソン交換公文は、御承知のように、一九五一年の国連の決議に基づいて、朝鮮において組織されておる国連軍というものに対して支持と協力を与えるということであります。しかしてまた、朝鮮の事変は休戦の状態に行っておって最後の解決が見られておらないのであります。従って依然として国連軍の関係は続いておるのであって、これに対して同様な支持と協力を与えるとい菊ことは、これは国連のメンバーとしては当然だと思っております。
条約第四条、第六条と国連憲章との関係についての御質問でありましたが、これは条約をよくごらん下さればきわめて明瞭であるように、第四条は一定の場合において協議するということでございます。それから第六条は、施設に対する使用を許可した、いわゆる基地を供与する規定であります。決してこれが武力の行使に関する規定ではないのであります。従って国連憲章の五十一条と何ら違反するものではないのであります。(拍手)
〔国務大臣藤山愛一郎君登壇、拍手〕