曾禰益の発言 (予算委員会)
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○曾祢益君 先ほど私が抽象的に言ったのは、前英国大使をやった西氏の意見でありますが、さて今総理は、そういうふうに楽観的に言われるけれども、中ソに対する外交の失敗から、実はここに国論がますます帰一し得ない状態になった。自民党の中においても、石橋前首相のごときは、領土権を捨ててもというような主張をする。また中国との関係においても、いろいろ自民党内にも、なかなか厄介な状態が出ている。これは何といっても岸総理大臣の外交の失敗であって、安保改定に関する、あるいは安保強行に走る前に、党内の立て直しと言うと、大へん他党のことで、内政干渉のようで恐縮のようですが、党内すらがたがたしている。そういう状態で、一体安保改定後の日本と中ソとの関係をどうするかというようなことは、とうてい望み得ない。国論の分裂ということを非常に避けなければならない外交でありまするから、むしろこの際従来の経緯にかかわらず、安保改定はこれをしばらく棚上げにしても、世論の統一、国論の統一でまず立て直しをやるべきではないか、こう考えまするが、総理大臣の御所見を伺いたい。