南條徳男の発言 (本会議)
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○国務大臣(南條徳男君) 御質問にお答えいたしますが、農林省といたしましては、小売物価、消費物価の値上がりについてのいろいろな御質問がございましだけれども、ただいま総理大臣から御答弁のように、季節的なものがありましたが、最近においては、魚介類でも蔬菜類でもむしろ暴落いたして、この状態をどうささえるかというような状態になっておる次第でございます。家畜につきましても、豚肉が昨年から比べますと相当値上がりいたしましたが、これも緊急輸入等いたしまして、この価格も目下下落しつつある状態は御承知だと思うのであります。先般、パンその他うどん等の値上がりがございましたので、これは実は先月製粉業者が約三%と申しますか、一袋で二十五円の価格の値上がりを発表いたしましてこれが相当小売市場に影響するだろうと思いましたので、業者に協力を求めまして、先般この値上げの二十五円を値下げさせることにいたしました。かような措置をとっておる次第でございます。また、硫安の価格についての御質問がございまして、何か生産者に対する偏向的な価格のきめ方をして、農民に対してその所得をかえって減らすような措置ではないかという御懸念のようでございますが、絶対さようなことはございません。今日もこの硫安の価格審議会を開いておりますが、政府としては、先般バルク・ラインを指示いたしまして、農民の立場を考えて、今年、三十五年度の価格は三十一円七十二銭ということにきめまして、きょうの審議会にこれを諮っておるような次第であります。むしろ農民のためには非常なサービスをしたつもりの価格を諮問しておる次第でございます。
貿易の自由化に伴って農産物が非常な悪影響を受けるのではないかという御質問、ごもっともでございます。従って、すでに政府としては発表いたしおりますが、米あるいは麦その他酪農製品等のような非常に低生産性のものにつきましては、農産物価格の自由化は一番最後でなければならない。従ってこれらのものが将来自由化するためには、農業の体質を改善いたしまして、この通常国会に御審議を願うところの農業基本法等の中にも十分これらに対する、農民の繁栄をもたらすような、また生産性を向上するような措置をいたしまして、しかる後に最後にこれらの問題に触れたいというのでございますから、決して御心配はないと思うのでございます。以上御答弁といたします。(拍手)
〔国務大臣中山マサ君登壇、拍手〕