伊藤宗一郎の発言 (社会労働委員会)
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○伊藤(宗)委員 実は少し具体的にお尋ねしたいと思うのですが、また私事で大へん恐縮ですけれども、今回の選挙が始まる直前に私の家内が乳ガンで入院をいたしまして、私は手術を見ないままに郷里へ帰りまして、この選挙を戦って出て参ったのです。この選挙期間中、病院ストが頭から離れないで、やっと出て参って無事な家内を見たのですが、その間病院ストが私にとりましては非常に大きな重荷になりまして、特別今お尋ねをするわけであります。
今の病院の内情を見ますと、どうも科長さんの往診というものはあまりにも大名行列のように過ぎて、それが科長さんの往診が医局に当たり、医局が看護婦に当たって、その看護婦さんは当たるところがないから患者に当たる。そうして患者さんはしようがないからベッドをたたいて泣いている以外にないというようなことをよく聞くのです。そういうような、経済面でなしに、大体が病気でございますから、どうしても暗くなる病院を、やはりもう少し明るい環境にするような方向に、当局者あるいは理事者が持っていっていただくような努力がもう少しほしいような気がする一人でございます。その点につきまして、ただいまもお聞きしまして大体は納得しましたけれども、最も近代的であるべき病院が最も前近代的、むしろ封建的といわれる状態におかれているということに、今度のストライキの一つの大きな要因があると私は考えておるのでありますから、この点に関しても十分の御努力をなお一そうお願いしたいと思います。