安藤覺の発言 (社会労働委員会)

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○安藤(覺)政府委員 御趣旨はよく承っておきまして、大臣によく伝えておきましょう。一〇滝井委員 こういう問題は、わずかの金ですから、百億も二百億も要るわけではない、一億か二億あれば片づく問題ですから、ぜひ一つ安藤厚生次官就任記念事業としてお残しを願いたい。
 もう一つ、今度はそれで予防がうまくいく。ところがこいつは三回注射をしなければならぬという欠陥を持っておるわけです。第一回にしたら二週間日にもう一回やる、あとは七カ月したらやる、七カ月目には忘れてしまう可能性がある。それは今予防接種における種痘あるいは百日ぜき、ジフテリア等も相当の間隔を置いて、特にジフテリアは一、二カ月の間隔を置くようになるので、二回目、三回目は忘れてしまうのです。また回覧板を回さなければならぬ。それでもやってこない。種痘はなかなか痕跡を残すものですから、昔からみんな行かねばならぬということでさそい合わせて行きます。ところがジフテリアや百日ぜきになるとなかなか行かないのです。私は自分でやってよく知っておりますが、三回目ぐらいになると非常に接種率が低くなるのです。そうなりますとここにいわゆる生ワクチンの問題が出てくるわけです。現在この生ワクチンについては、われわれも医学的に見ても多くの疑問を持っております。しかし、大衆にしてみれば、国民にしてみれば、そう三回やらなくても、一回でいけるものがあればそれを何とかする方法はないだろうか、こういう世論が起こってくることも必然です。従ってそういう世論を納得させるためにも、生ワクチンに対する統一的な厚生省の現段階における見解というものを明らかにしておく必要があると思うのです。そしてやはり国民の輿望というものに、こういう理由だからもうしばらく待って下さいということを、率直に政府が言う必要がある。そういうことを言わないので、生ワクチンに対する強い要望が至るところに起こってきて、そしてわれわれにも生ワクチンが何とか手に入らぬでしょうかという要求が出てくるわけです。従って生ワクチンに対する政府の見解を国会を通じて明らかにしておく必要があるのですね。生ワクチンはセービンとコックスとコプロフスキーという三つがあるということを私は聞いておるのです。セービンが一番いいのだ、こういうのも聞いておるのですが、しかし、これも聞いておるだけで私が実験したわけでもないし、実際に研究の成果を十分調べたわけでもありません。そこで厚生省の方にはそれぞれ学者の方がこうだといういろいろの意見の開陳もあるだろうと思うのです。そういうものを集約をして、生ワクチンに対する政府の権威ある見解を一応はっきりしておいて下さい。

発言情報

speech_id: 103704410X00519601221_154

発言者: 安藤覺

speaker_id: 28997

日付: 1960-12-21

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会