佐藤尚武の発言 (外務委員会)
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○佐藤尚武君 まだ少し私いろいろ質問を続けたいと思います。よろしゅうございますか。
じゃ、ただいま伺いましたことによって、だいぶ私の懸念は薄らいだように思いまするが、私が想像しておったごとく、今の交外問題懇談会というものは、自由に意見を述べ得る機関であるし、また、それを目途として作られた懇談会であるというふうに外務大臣の御説明がありました。それでなければ私も意味をなさないと思うものでありまするからして、そこで述べた意見というものは、自由な立場でもって述べられるべき意見であって、それが一々外部に取り上げられるような心配があるとするならば、だれもまじめに自分の意見を吐露する人はなくなってくるだろうと思うので、そういう点で、その懇談会ということは、今後も自由な意見の交換の場所として助長発達せしめられるように、私としては希望せざるを得ないのであります。
また、国際警察軍というものの考え方、これは、いかに進歩した平和的な国でありましても、国内に警察の制度というものがどうしても必要であって、警察を持たない国というものは、いかな文明国でありましても、その例を見ないというようなわけであります。これから先、国際間におきまして軍縮の問題がだんだん進んでいくであろうし、また、いかなければならぬと思うのであって、しからば、その半面には、どうしてもやはり国際警察軍、国内において警察が必要なごとく、国際警察軍というものが必要になってくるし、また、この制度を尊重していかなければ、軍縮の目的を達成するというわけにもいかないというようにも思うのであります。そういうようなわけでもって、軍縮の問題と国際警察軍の組織というものとは、両々相待って進展していくべきものであろうかと思うのでありまするが、そうであるとするならば、日本政府においても、この国際警察軍の助成という問題に関しては、やはり真剣に取り組んでいただかなければならぬと思うのであります。ただ、憲法その他の制約があるために、日本政府としては、どれだけのことができるか、またしなければならないかというようなことについても、これはまじめに一つ研究を進めていただくというようにお願いしたいと思います。