小坂善太郎の発言 (外務委員会)

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○国務大臣(小坂善太郎君) 私もそういうような気持で実はおります。おりますが、実は、日本はまだ軍事的な協力というものは、今までやったこともないし、建前上できぬのでありますから、その立場をよく理解させねばならないと思います。しかし、一方において、それじゃ資金的な協力を非常にやっているかというと、これも大したことはない。そこで、やはり軍事的な協力ということはできないのだから、ほんとうに資金面で、あるいは知恵で協力する、あるいは、今仰せのように、知恵の一形式でありますけれども、いろいろな、技術とか医療とか、そういうもので協力するということをもっと積極的にやっていくということは、今までの態度を反省して、もっとやっていくべきじゃないかと思います。
 しかし、この松平君の話は、感覚的にはそういうことを言う人が多いという国連の場の空気を伝えたのでありまして、それの価値判断は、これはまた別だと思います。これは、政府の価値判断として、そういうことはできないのだから、それはやらぬのだということはきまっているので、その考え方をよく国連に徹底させる努力をもっとしなければならない。国内的にそういう感じをみなが持っておっても、それを国際的な場によく浸透させることが、これが日本の国連における努力として、今までよりさらに努力が重ねられなければならぬ問題じゃないかというふうに私は感じております。しかし、これには相当の努力が要る。今までそういうことをやっている国がないのですから、日本がその道を開くのですから、大いに努力を要することだと思います。

発言情報

speech_id: 103813968X00419610223_019

発言者: 小坂善太郎

speaker_id: 32950

日付: 1961-02-23

院: 参議院

会議名: 外務委員会