武内五郎の発言 (決算委員会)

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○武内五郎君 私は昨年末から起きまして、まだその災害の傷が非常に激甚な状態になっておりまする北陸地方、新潟地方の豪雪に対する、特に国鉄の措置をお伺いしたいのであります。
 御承知の通り、十二月の二十六日の夕刻から降り出しました雪が三十日から三十一日の間にすでに上越沿線長岡付近において一メートル余をこえた。三十一日から一月一日にわたりましてすでに二メートルをこえた。そういうような例年にない雪の状態であったのでありまして、そのために国鉄の各沿線がほとんど麻痺状態になった。上越沿線、信越線、新潟県におきましても、越後線、只見線、それから飯山線その他各支線等はもちろん全然運行を見ることができない状態だったのであります。従いましてちょうど歳末にかけまして北陸地方から東京へ出ておりまする人々が故郷へ帰る、あるいは関西方面から、あるいは金沢、滋賀県方面からの乗客が直江津、糸魚川、長岡、柏崎、各駅とも全部そのもよりもよりで各列車がストップしておった。その状況は全く私は小出の駅において現状を実際に見ておるのでありまするが、言語に絶する混乱の状態であった。たとえば小出において三十日から三十一日、一月一日にわたりまして一千名をこえる乗客が足を奪われてその町に正月を送らなければならなかった。赤ん坊を背負ったおかみさんがおしめを洗う場所もない、その状態は全く言語に絶するものがあったのであります。従ってこれに対する国鉄各駅の職員の努力というものは、これまた同情に値するものが非常に多かった。六十時間余にわたって全く不眠不休の仕事をやっておるにかかわらず、その混乱を整理することが容易ではなかったのであります。
 私はここでお伺いしたいのは、こういう状態に立ち至った国鉄の平常の準備対策があったのかどうかということをまずお聞きいたしたいのでありまするが、その国鉄のそういうような対策をお伺いする前に、国鉄としてどういうふうにその事業を把握しているかということをまずお伺いして質問に入りたいと思います。

発言情報

speech_id: 103814103X00219610206_007

発言者: 武内五郎

speaker_id: 26205

日付: 1961-02-06

院: 参議院

会議名: 決算委員会