武内五郎の発言 (決算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○武内五郎君 気象通報について十二月二十五日にすでに気候異変についてのあるヒントが把握できたと思うのですが、しかも二十九日には風雪が強いという警報を受けている。こういうような二十九日でさえも私は機動的に雪に対する対策というものが立てられなければならぬと思うのですが、もう三十日になりますると各駅で汽車がとまってしまった。こういうような事態になっておるので、まことに私は遺憾だと思う。一体私は国鉄当局がああいう常時豪雪地帯に対するものの考え方、腹のすえ方が違うのじゃないかと思う。そこに私はあの被害がさらに拡大された状態に陥ったのではないかと考えられる。この点は特に今後十分注意していただいて、豪雪地帯は、特にこれは雪のない地方で運輸を計画するというようなものの考え方でなく、やっていただきたいと考えるのであります。
 その次に、今、除雪の機械等のお話がありましたが、私は一月の一日に私のうちから新潟の支社に電話いたしまして事情を聴取いたしました。そのときに、ロータリーたった一台がようよう、それもほとんど除雪の能力のない状態で動いてはおります、こういうような報告を実は受けておるのであります。ただいま九台が昼夜別なく作業に従事したと言われておりますけれども、これは相当時間がたった後の話じゃないかと思うのですが、最も混乱いたしました三十一日から一日、この間ほとんど除雪作業というものができなかった。こういうことは、私は国鉄当局のああいう地帯に対する考え方と準備が常、日ごろ全然なっていないということを考えざるを得ない。私もいろいろ調べてみました。ラッセルがあの地方に三十四台、あるいはロータリーが四台ある、ジョルダンも用意されていると、いろいろ調べてみたのでありまするが、これらの台数というものは、おそらく運転が今日までされていなかったのじゃないかと思う。ただいまロータリーが九台昼夜別なく動いたと言っておりますが、わずか一台が一月一日に辛うじて動いておるという状態であったのであります。私は実に遺憾にたえないと思う。
 そこで私は、さらにああいう地帯には鉄道の沿線、特に駅構内には、雪に対する除雪施設というものがどの程度までできておるのかということをお伺いしたい。ことに小出の駅で一昨年に流雪溝を構内に作りました。この流雪溝があったがために小出の駅内に停滞いたしましたる汽車が、ほかの駅のように全く雪の中に雪だるまになって埋まるようなことがなかった。こういう流雪溝等の施設がほかの駅にはほとんどないのであります。こういうような施設を今後少なくとも豪雪地帯の沿線の各駅にはそれくらいの施設が必要であると思うのです。そういう計画を今後持つ必要があると思うのだが、そういう考えがあるかどうか。
 そのほか私は今後融雪期に入りますると、さらに被害が大きく出てくると思う。なだれが出る、土砂の崩壊が起きるだろうと思う。それらに対して今日からもうすでにその準備が必要ではないかと思うのでありまするが、それらについての考え方、その準備をお伺いしたい。

発言情報

speech_id: 103814103X00219610206_012

発言者: 武内五郎

speaker_id: 26205

日付: 1961-02-06

院: 参議院

会議名: 決算委員会