安藤覺の発言 (社会労働委員会)

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○政府委員(安藤覺君) ただいまの藤田先生の御質問でございますが、これほどのおそろしい病気が流行しだしまして全国の母親たちのほんとうの憂いの根元になっておりまするにもかかわらず、現実の上において及ぼす影響というものは非常に大きなものがあろうと思います。そこにおいてこれの予防薬というものは、本来からいえば国策的に考えられていいのじゃないか、ちょうど食糧の不足な時代に米を作るということ、食糧を作るということに対して政府は非常な力を入れた、国民の生命の源泉であるからでありましょう。そのためには、米価の例を一つとってみますれば、いろいろな名前においてこれに早場米奨励金であるとか、温床苗代の補助金であるとか、あるいはつき減りの格差であるとかというようなことで、いろいろな形において補助金もとられておったわけであります。もし今後これを、ほんとうに生ワクなら生ワクが決定的にいいのだということが学会によって決定せられ、かつまた、実践の結果これが立証されまするならば、現在政府は何らソークワクチンを作るにあたってお願い申し上げたり約束したりしたことはないそうでありますけれども、一方においてソークワクチンを国内で生産する必要があったと同様に、生ワクを国内において生産しなければならないであろう、そうなりますと、ここにソークワクチンを製造しておられた方と新たに生ワクを作っていただく方と、あるいはソークを作っておられた方々をそのまま切りかえるかは、これは今後の御研究にまかせるとしましても、何らかの処置がなければ、この国民の不安を除くための生ワクチンの製造というものは急速に進まないだろう。また、急速に進むにしても、その間当初の少量の生産でありまする限り、先ほど高野先生からお話がありましたように、非常に高額なものになるだろうし、もしそういうことになれば国家が何らかの手を打たなければならないということがいろいろ考え出されてくるであろうと思いますし、私はその方向に向かって進むべきものであろうと、かように考えるものでございます。

発言情報

speech_id: 103814410X03319610602_080

発言者: 安藤覺

speaker_id: 28997

日付: 1961-06-02

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会