小山進次郎の発言 (社会労働委員会)
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○政府委員(小山進次郎君) 国民年金の積立金の問題につきましては、この金が国民の生活内容を直接向上するような使途に使われなくちゃいかぬということが基本線であるという態度を終始堅持して参っておるわけであります。そういう基本線に対しましては、今度の財政投融資計画をきめますときにおきまして、そのまま認めて実施しようと、こういうことになりまして、そういうようにするためには、従来のように財政投融資の内容があのように組まれておったのでは、これがはっきりしないというので、御承知の通り、資金運用部資金法を改正いたしまして、使途別分類を設けて、国民年金の積立金はもちろんのこと、性質上これと同じ厚生年金の積立金と、それから国家公務員共済の長期部門の預託金これを合わせまして、年金資金等と一括をして、資金運用部資金の中でこの金がどこへ行くかという使途を明らかにするということをいたしたわけであります。これは単に使途を明らかにしただけでなく、使途をきめる場合におきましても、これらの金を国民の生活向上に直結するような使途に振り向けるということにいたしまして、とにかくいろいろ非難のありました大企業の助成に向くというような疑いを起こしやすい使途には一切向けないということにいたしたわけであります。これはすでに予算委員会にも資料として提出されておりますものでごらんをいただいておるわけであります。問題は、こういった仕組みで一応私どもが昨年以来主張しておりましたことは最小限度実現はされたのでありますが、何としてもこれは国民から見ると説明を必要とする若干のわかりにくさがあるわけであります。それで、ただいま政務次官が言われましたように、もっとこの点を簡単明瞭にわかる仕組みにしたい。それには、国民年金や厚生年金からの預託金は、一応全部、資金運用部の中に年金特別勘定というのを設けて、そこへ一括して入れる。入れたあと、これをどう運用するかということについて、ただいまの使途別分類というものを働かしていく。そうすれば、運用の仕組みについて、国民に対して回りくどい説明をしなくてももう一目瞭然わかってもらえるようにする。国民との関係においては一目瞭ということが一番大切だというのが、これは厚生大臣の非常に強い信念でございまして、それを非常に強く主張しておられる。それに対して大蔵大臣としても趣旨はわかるけれども、ということでなかなかことしのところはまた踏み切りがつかないままになって、目下官房長官の手元において調整をされている、こういうことでありますが、この問題についても、実は先ほどの附帯決議には直接出ない問題でございましたので御報告申し上げませんでしたが、社会労働委員会においていろいろ御質問がございましたが、厚生大臣もその点明瞭にお答え申し上げましたし、さらに総理大臣も、「私もこの問題については学者を呼んで意見を聞きました。その結果、およそ歴史の流れというものはいろいろ質問された方々が言っておられる方に向いているというふうに感じております。私は歴史の流れにさからうようなことはいたしません。」こういうようなことを言われたということでございましたので、あわせて御報告を申し上げます。