藤田藤太郎の発言 (社会労働委員会)
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○藤田藤太郎君 私はその心がまえを、社会保障の柱というのは医療保障とそれから所得保障なんです。これは社会保障の原理の根本をここで言う必要も皆さんにはないと思うのです。しかし、社会がそういう困った人やまた一般的な保障を高めていく社会の責任、個人の責任ではないということで高めていくというならば、今日のような社会状態、経済状態ならば、私はやはり国がより多く負担をしていくということでなければならぬと思うのです。だから、そうでなければ貧富の格差というものは縮まるものではない。福祉国家にもならないと思うのです。だから、今順次小山さんは委員の問題にまで触れられました。しかし、それだけ膨大な金というものが今日まで掛けた、要するに積み立てた人の何らの意見も注入されずに、勝手に使われていたと言われればそれまでですけれども、そういう形で私は使用されてきたところに、今のわれわれの権利の問題があるのじゃないかということになってくるのです。だから、私はこういう制度をお作りになる厚生省としては、単に直接の福祉事業に今後は向けていこうということでなしに、貧富の格差を縮めるのには、国民福祉を高めるのにはどうすればいいかという要求が当然国の資金計画にも、政策にもあってしかるべきだと私は思うのです。ただそのものだけ、保険経済だけを見て、今度はこうやりますだけでは私は解決されない問題であると思うから、先ほどのような一つの例をとって私は申し上げた。そういう私のような心がまえが厚生省になければ——単に保険経済、利率を高くして預かった金だからよくしたらいいんだ、より少しでもよくなったらいいんだというそこの銭勘定に問題の重点がいくようになってはいけないのではないか。むしろ資金が足りないのならば、社会保障の建前に立って国が負担を増額していけばいいんだ。そういう性質のものではなかろうかと私は思う。二五%の問題は年金福祉事業団について、より直接に一ぺん検討しようというお話でございます。それからそれまでの七五%の問題についてもそういう注文をつけていくんだ、こういうお答えがございました。しかし、今日までそれじゃどうしてきたかという問題については、私はその問題にまで触れられていないと思うのです。だから、今日までの積み立ての金も、厚生省は、私の今言ったような心がまえで、国の仕組みもそういう工合に、あの厚生白書の冒頭に掲げられるようなことをあらゆる面で、厚生大臣はそれを実現するために突き進んでいくというかまえ、そういうものを守って、それを実現するように努力されるのが年金局長並びに厚生省であろう。厚生行政としては、これは与野党の議論をする場は少ないと思うのです。だから、そういう筋を通してもらわなければ、心がまえというものがいつもなければ間違いが起こりはぜぬかということを言いたい。具体的には、一般社会保障の根源に立って、今のような政治経済の状態ならば当然もっと国の負担をふやして——年金といったって、これは何でしょう、三十五年たって、四十五年たって三千五百円、これでは生活はできないわけですから、衆議院の附帯決議をずっと見てみても、根本的にこれを検討しなければいかぬということがいわれて、われわれもそういう議論をしたいわけです。まだ今運用の問題だけをいっておりますけれども、そういう心がまえを持っていただかなければいかぬし、それはどうしても、国の大きな仕組みというものは変えられない。われわれの納得するようには変わりませんから、これはやっぱり積み立てた人の意見が十分に入るような資金運用部の委員をそこに入れるとか、具体的なこの運用の審議会を作って、それが具体的に、これとこれと注文をつけて要求して、それが実現できるような、厚生省のかまえというものを、僕はぜひともとってもらわなければいかぬのじゃないか、こういう工合に思うわけです。ぜひ一つ、これは次官も、大臣と御相談願って、この年金、こればっかりじゃないですよ、厚生年金もありますし、この種の失業保険の積み立てもあるわけですから、そういう問題について、もっと総合的に一つそういう問題を、郵便年金の問題もございます。この積み立てもございます。だから、それはぜひそういう格好で考えていただきたいということを、これに関連した問題だけを私は申し上げておきます。