佐方信博の発言 (逓信委員会)
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○政府委員(佐方信博君) 三十四年と、それから三十五年になりますと、収支の状況は非常に悪くなりまして、きのうお話がありましたように、全くつじつまを合わせたといいますか、特にこの三月の手当等の問題を考えましても、全く収支つじつまを合わせた程度になっております。
そこで、三十六年度の予算をみますと、大体今度の郵便料金をきめますには、一方で郵便料金の体系の問題が一つございますし、片一方、また金が不足するという問題がありましたので、どういうふうにその赤字を見積もるか、いろいろと考えましたが、予算に現われました形におきましては、御承知の通り仲裁裁定がまだ出ておりませんので、相当上がるだろうとは考えておりましたけれども、幾ら見通していいかわからないということで、はっきりこれだけの金が足りないからという数字が確定はいたしておりませんけれども、大数的に考えますと相当な赤字になる。
そこで、成立いたしました予算をごらんいただきますとおわかりいただけると思いますけれども、仲裁裁定を考えませんで、いわゆる郵便事業だけ考えますと、歳出が実は六十七億ふえたわけでございます。ところが、自然増収というものは四十七億しかない。それから総係費も前年に比べまして十六億ほどふえておりますので、その分担を考えますと、料金値上げをしなくて、もう約三十億くらいは、経常的な経費としまして赤字が出ておったというようなことになるわけでございます。そのあと、御承知の通りの仲裁裁定が出ましたので、それとこれと合わせて考えますと、大体三十六年度の郵政事業の料金の増収によるところの収入の額は減ってくるというような結果になろうかと思います。