小金義照の発言 (逓信委員会)

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○国務大臣(小金義照君) 従来の実績等を勘案いたしますと、今回のような大幅なベース・アップはございませんでしたし、またあっても、大体三年目ぐらいのように私心得えおります。そこでベース・アップがあった場合に——今回の郵便料金の調整あるいは値上げ等によって、その値上げの部分が、大部分賃金の方に回ってしまうのじゃないか、そうしますと、採算が不健全になることが案外早くなっていくという心配は私どももいたしております。そこでいろいろな場合を考えまして、計数の整理をいたしてみますと、まず、まあ三年間は、これは相当な黒字で経営、運営ができる、四年目、五年目に至ってどうかということになりますと、これは経済の成長率と各種の郵便の利用の増加率、従って収入の増加、そういうようなことをどう見るかということも、相当重要なファクターになりまして、あれこれいろいろな試算をいたしてみましたが、まず五カ年間くらいはいけるのじゃないか、悪い言葉で言えば、大体五年間くらいはつじつまが合っていくというような見通しでございまして、われわれが内部的に行ないました試算について、これは、こういう理論的な根拠によって、かくかくの理由で確実なものだということは申し上げられませんけれども、その試算の数字から見ますと、まず五年間くらいは、この料金でいくのではないかという見通しを立てております。
 なお経済の伸長、拡大に関しまして、非常に大きな変化があれば別でございます。大体、今日のところで見ますと、五年間くらいという見通しであります。今度のわれわれの料金の調整、あるいは端的にいえば、大部分が料金の引き上げといってもよろしいのでありますが、これが値上げムードの一つの、値上げムードの一翼をなしているように考えられますけれども、大体今日まで据え置いたのが、少し無理があったのじゃないかというのが公共料金の体系でありまして、私はこの際は、何としても事業の健全化と運営の円滑化をはかるためには、こういう政策をとらざるを得なかったというのでありまして、見通しとしては、ただいま申し上げましたように、大体五年くらいはこれでいける、その間に、昨日からいろいろ論議をいただきました根本的な考え方をまとめて参りたいと思っております。

発言情報

speech_id: 103814816X02119610428_013

発言者: 小金義照

speaker_id: 1628

日付: 1961-04-28

院: 参議院

会議名: 逓信委員会