小金義照の発言 (逓信委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(小金義照君) まことに仰せの通り、手紙またははがき等におきましても、これは計算の出し方に、いろいろな御議論はあるかと思いますが、一応われわれの方では、原価と申しますか、コストをはじき出しております。そういうような点で、これが赤字になるようなコストの計数が出て参りますれば、私は今山田さんの仰せの通り、国鉄以上に、これはすみやかにまた強力に上げていいものだと考えております。
しかし、ただいま私どもの方で試算いたしましたコストの計算からいきますと、第一種は、まだ相当黒字で余裕がある、二種のはがきも、かすかすのところにあるというような状態でございますから、郵便法の第一条に基づきまして、なるべく安価にサービスを続けていきたい、こういうような意味で、第一種第二種は据え置きました。それから第三種以下と申しましても、第四種は、これは特別のものでありますから、しばらく別といたしまして、三種と五種につきましては、三種の第一のごときは、これは定料制度といいまして、特に文化の向上を普及というような意味で安くしておったのだそうでございますが、これらもあまりに他の諸物価等から考えますと、一円というようなものは、もうばかげている。それから五種も、私の承知しておるところでは、郵便局舎及び郵便従業員を置いて仕事をしていく場合において、小荷物のほかに、こういうようなものも、やはり運んでやった方がいいというような意味合いから出発した事業だそうでありまして、これも比較的時の相場から見れば安い料金をきめられたように承知いたしております。そこで勢い料金の間のバランスをとる上からいきましても、また郵便物数のふえるかさ、数量あるいはまたこの重量等からいきましても、不当にということは私は申し上げませんが、まあ少し安過ぎたというので、この引き上げが中心になったような次第でありまして、これについても、まだ上げ方が足りないという御意見が郵政審議会等にもございました。しかし幾ら安過ぎたといいましても、相当の期間一定の料金でやっておりましたものを、これを値上げという以上は、せめて二倍ぐらいが山ではないか、一挙に三倍、四倍に上げてしまうことは、どうかと思われますので、これらは二倍程度の値上げにいたしております。
しかし、今御意見がありましたような、安かったとは言いながら二倍にも上げているものもあるのだから、一種、二種の非常に広範な物数に上がるものについて、何か考えたらよかったのじゃないかという御意見もあるかと思いますが、ただいま私が申し上げましたような大体の理由で、一種、二種は据え置きまして、非常な勢いでふえて参りました第五種等がおのずから中心になって料金改定の案を作った、こういうようないきさつでありまして、おそらく今お話にありましたように、一種、二種が、これはとても原価を償うに足りないというような状態になって参りますれば、私は、国鉄が引き合わなければ、どんな急用で、またどんな御用でお乗りになっても、利用者に対して、料金を一律に引き上げたという関係から見て、私どもは、当然引き上げるべきだということは考えておりますが、しかし今回の案のできたいきさつは、大体、今申し上げた通りであります。